【NQNニューヨーク=川内資子】米住宅建設大手のレナーが24日発表した6~8月期決算は純利益が前年同期比39%増の1億2066万ドル(約120億円)だった。米住宅市場の回復を背景に販売好調が続いた。ただ将来の売り上げにつながる受注の伸びは鈍化。住宅ローン金利上昇の悪影響が及び始めた可能性がある。
売上高は46%増の16億207万ドル。過去に受注した住宅の引き渡しが4990戸と37%増え、平均販売価格は13%上昇した。一方で新規受注戸数は14%増にとどまり、3~5月期の27%増から減速した。
スチュアート・ミラー最高経営責任者(CEO)は声明で住宅事業について「短期的に回復ペースが緩むかもしれないが、長期的な見通しは引き続き極めて明るい」と強調。米金融危機後の5年間に戸建てや集合住宅の建設が落ち込み、圧倒的な供給不足にある点が長期の住宅需給を支えるとの認識を示した。
24日は同業のKBホームも6~8月期決算を発表。純利益が前年同期の8.4倍の2727万ドル、売上高は29%増の5億4897万ドルとなった。引き渡し戸数は小幅増だったが、平均価格が2割あまり上昇した。
ジェフリー・メズガーCEOは米住宅市場の回復について「低水準の在庫や米経済の改善、人口の増加を支えに、しっかりと続いている」と指摘。「ローン金利上昇による最近の販売減速は一時的」と主張した。
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