巨人の白石興二郎オーナー(67)が24日、東京都内で取材に応じ、辞任を表明している加藤良三コミッショナー(72)の後任として、ソフトバンクの王貞治会長(73)の就任は難しいとの認識を示した。
王さんの就任を熱望する白石オーナーによると「この前(19日)のオーナー会議の前の昼間に、セ・リーグ6球団のオーナーで話をして、王さんが引き受けてくれればいいなとなった」。ところが、その後の調査で「王さんの事情から難しそうだなという感触です。どうも簡単に引き受けてくれる状況じゃない」と明かした。巨人の渡辺恒雄球団会長も「王コミッショナー」を熱望していたが、実現は困難な見通しのようだ。
白石オーナーは「意中の人がいたら(オーナー会議の議長を務めるオリックスの)宮内さんに連絡して、どうするか考える段取りになっているが、もう少し時間がかかるだろう」とも話した。
▽ソフトバンク・王会長(巨人・白石オーナーの発言を報道陣から伝え聞き)「こちらからどうこう言うことではない。なぜ、そういう発言をしたのかは分からない」
この記事を印刷する