【サンフランシスコ=斎藤実】米オラクルは23日(現地時間)、動作周波数6・6ギガヘルツで12コア(回路)の最新UNIXプロセッサー「スパークM6」を心臓部に搭載し、データベース(DB)などを組み込んだ垂直統合型システムを発売したと発表した。メモリー容量が最大32テラバイトで、最大384コアを搭載した「ハイパーリンク・スパークM6―32」と、オラクル製品の中で性能や拡張が最も高い最上位機種「同・スーパークラスターM6―32」の2種。価格は未公表。
スパークM6―32はDBとアプリケーション(応用ソフト)をすべてメモリー内で実行可能。メモリー容量は競合相手のIBM製の「パワー」サーバの2倍。インメモリーコンピューティングを使用すると、標準的な実行環境に比べてDB性能を7倍向上できる。
スーパークラスターM6―32はIBM製の「パワー795」と比較して5倍の価格性能比を達成。基幹系アプリケーションの処理性能は従来比10―20倍、DBの圧縮率は同10倍に向上した。企業が独自に構築する場合に比べ、開発期間は5分の1、管理・保守に要する時間は3分の1に短縮できる。
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