2013.9.25 05:03(2/2ページ)

虎・能見、快投11勝!メッセとCS鯉倒2枚看板だ

阪神先発の能見=甲子園(撮影・中川春佳)

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 能見は義理深い男だ。裏方スタッフへの恩義を忘れない。シーズン中の賞金でスーツをプレゼントしたこともある。そんな左腕に、うれしい出来事があった。かねてから「本塁打が打ちたい」と語っていた夢が5月6日の巨人戦(東京D)で実現すると、球団スタッフが東京都内で祝杯をあげてくれた。実は、過去に「本塁打を打てるかどうか」の“賭け”をしていたが、今年は取り決めていなかった。それでも、祝ってくれた気持ちが何よりも心に響いた。エースは多くの支えを胸にマウンドに上がっている。

 「先に甲子園で勝たないといけないですが、そういう(巨人への)挑戦権がある。うまく調整していきたい」

 巨人にリーグ優勝は許しても、CSファイナルステージ(10月16日~)でリベンジの機会がある。背番号「14」の目は本気だ。(小松 真也)

★能見とCS

 CSの登板は1度だけ。2010年に巨人とのファーストステージ第1戦(10月16日)に先発した。序盤から制球に苦しみ、1-0とリードした三回に坂本にソロアーチを浴び同点にされた。そこから亀井、小笠原に連打を許して勝ち越し点を献上した。五回には再び小笠原に適時打を浴びて結局3失点。5回7安打3失点でマウンドを降りた。

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(紙面から)