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【格闘技】

大揺れ 大毅 過酷減量苦後遺症 引退かバンタム級転向か!?

2013年9月25日 紙面から

ピカピカのIBFベルトにご機嫌の大毅=東京都葛飾区の亀田ジムで(竹下陽二撮影)

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 IBF世界スーパーフライ級王者の亀田大毅(24)=亀田=が24日、今月3日に王座を奪取して以来、本格的練習を再開した。過酷な減量の末の王座奪取に「もう、やめたい」と引退も示唆していたが、休養も取り、年末の亀田祭りの初防衛戦に向けてやる気も復活。ただ、「年末(亀田祭り)で満足したら辞めるかも」と話したかと思えば、バンタム級への転級希望を漏らすなど、揺れる胸中が見て取れた。

 王座奪取前後は地獄の減量のため半病人状態だった大毅。あれから約3週間、大毅節が完全復活だ。試合後は、北九州の有名すし店でたらふくすしを食べたという大毅は「世界一オイシイすしや。世界遺産認定。誰が認定した? オレや。あれ食うと、泣けてくる。笑いながら泣くよ。みんなも生きてるうちにいった方がええ。人として生まれたからには1度は行くべきや」とすしをネタに人生まで語り始めた。

 試合直後は「もう、やめたい」と抜け殻状態だったが、空腹も満たされ「年末の亀田祭りに向けて頑張る。相手は誰でもエエ。自分との戦いやから」と、初防衛戦に向けて意欲も見せた。

 とは言っても、苦しい減量は続くわけで、大毅もいろいろ考えているようだ。「すぐにでも、バンタム級にいきたい。このまま、スーパーフライで続けたら、オレ、死ぬよ。減量で潰される。2階級上のスーパーバンタム級でもエエ。でも、相手のパンチ強すぎたら、辞めるけどな」と発言もあっちいったり、こっちきたり。バンタム級は長男興毅がWBA、末弟和毅がWBOで君臨。WBC、IBFが空いているが、同じ階級にいくのも、抵抗があるのか。

 「オレは一戦一戦、ごっつい気持ち入れてやるから、年末の試合で満足したら、辞めるけどな」と意味深に笑った大毅。引退か、バンタム転向か。どっちにしろ引退と隣り合わせの戦いは続く。 

  (竹下陽二)

 

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