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◆中日3―5広島(24日・ナゴヤドーム) 広島が4位の中日に逆転勝ちし、球団史上初のCS進出へついに王手をかけた。初回に3点を先制されたが、1点ビハインドの7回に丸、菊池の連続タイムリーで逆転。4投手の継投で逃げ切った。25日の中日戦に勝てば16年ぶりのAクラス、3位以上が確定。一気の連勝で悲願を成就させる。
15年連続Bクラスの赤ヘル軍団が、ついに歴史の扉へ手をかけた。打線を活気づけたのは野村監督だ。1点を追う7回。2死三塁のチャンスで相手は浅尾。最近2カードで17打数2安打、この日も3打席無安打だった丸に、野村監督が「どうせ打てないんだから、開き直れ」とささやいた。追い込まれた24歳は、左翼フェンス直撃の同点三塁打で逆境をはねのけた。
これで終わらないのが2013年の広島だ。丸と“同級生”の菊池が、初球を中前へ運び勝ち越し。一気に試合をひっくり返した。昨季の19度を大きく上回る今季27度目の逆転勝ち。「気持ちだけで打ちました」と丸が興奮気味に振り返れば、「丸がつないでくれた。打線がつながるので、リラックスできている」と菊池も胸を張った。
昨秋のキャンプで成長した丸、菊池の1、2番が、今季の打線の心臓部だった。チームで規定打席に達しているのはこの2人だけ。丸は28盗塁、菊池は47犠打でともにリーグトップを走り、足あり、小技ありの広島野球を体現している。不振の丸を23日の巨人戦(東京D)では先発から外す荒療治も見せたが、信頼は変わらない。2人のつながりが逆転を呼び込んだ。
「チルドレン」の躍動とともに、指揮官も変わった。1年目はとにかく動いて失敗もした。「肩の力を抜く」と宣言し、大局的にチームを眺めようとした2年目も、まだ成熟していない集団だけに動かざるを得なかった。芽が出始めた今春のオープン戦では「試合をしていて面白い」と思えるようになった。この日も「黙って『お前らがやるしかない』と心の中で思っているだけ」と、成長した選手に任せられるようになった。
敵地での中日戦は7勝3敗となり、11年ぶりの勝ち越し。25日にとどめを刺せば、初のCS進出が決まる。「それは分かっている。あした頑張ります」と短い言葉に決意を込めた指揮官。一気に決める。夢にまでみた歓喜の瞬間が、ついにやってくる。
(2013年9月25日06時00分 スポーツ報知)
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