@DIME 9月24日(火)8時17分配信
腰痛については本年6月に厚生労働省より「職場における腰痛予防対策指針」が改訂されるなど、関心が高まっている。株式会社ファンケルは腰痛とその原因や悩みについて、20代〜60代の男女800名を対象にアンケート調査を実施した。
■腰痛の原因は?サラリーマン生活にも潜む注意信号
1位「運動不足」、2位「日頃の姿勢」に続き、「デスクワーク」が3位となった。上位3つの項目は、いずれも働き盛りの年代に多く見られた。腰痛の原因として考えられやすい「運動不足」や「日頃の姿勢」という回答に「デスクワーク」という回答も肩を並べて多くあり、サラリーマン生活の中に腰痛の原因と考えられるものが多く潜んでいることがわかった。
同じ質問への回答の中で、30代女性は「ストレス」と回答した人が約40%と突出しているという結果が出た。全体で見た場合、「ストレスが原因」と回答した人は、20%程度しかいないのに対し、30代女性では、その倍の40%近くが「ストレスが原因である」と回答。全体的にストレスが腰痛の原因となっていると考えている割合は、男性よりも女性の方が高く、ストレスが腰痛の原因になるかどうかには男女差があるようだ。
■腰痛がひどくなると仕事の効率は平均40%下がる?
「腰痛がひどくなると、仕事の効率はどの程度低下すると感じますか」という問いに、腰痛経験者は平均で約40%(38.9%)程度効率が低下すると回答。「70%以上効率が下がる」「90%以上効率が下がる」と回答した人も併せて16.3%にのぼり、腰痛が仕事に与える影響がうかがえる。また、「あなた自身が我慢できないほど腰の痛みを感じるシチュエーションは?」という質問に、30%以上の人が「1時間以上のデスクワーク」に耐えられないと回答した。
■腰痛とは「10年以上の長いお付き合い」、30代以上腰痛持ち男女の66%
30代以上の男女に「あなたの腰痛との付き合いは何年くらいになりますか?(数値回答)」と聞いたところ、66%もの方が10年以上と回答した。非常に長期にわたり、腰痛に悩まされており、なおかつ腰痛は治りにくいともいえる。また、全世代に対する同じ質問への回答では、平均で約12年以上という結果になった。腰痛との付き合いは長期戦になることが多いことを考えると、軽く考えず、しっかりとした対策を講じたいものだ。
■腰痛経験者にも意識の格差?日頃から対策をしている人は80%
腰痛にならないよう、ひどくならないように心掛けていることを聞いたところ、腰痛経験者の約80%は日頃から腰痛対策を心掛けており、1人平均2.7項目の対策をしているのに対し、何もしていないと答えた人は約20%。痛みがあるにも関わらず、諦めて何もしない人が少なからず存在することがわかった。一方、腰痛経験がなくても45.3%の人は対策をこころがけていることもわかり、意識の差が明確になった。また、この質問で姿勢に気をつけていると回答した人が24.8%いた一方で、現在腰痛を感じている方の63.8%はご自身の姿勢を「とても悪い」または「やや悪い」と認識していることが分かった。調査の結果、現状の痛みから解放されるための対策意識はあるものの、サプリメントを飲むなどの内側からの改善を行っている人はまだまだ少ないようだ。
■ 腰痛の痛みから解放されるならいくら払う?・・・平均207万円
「腰痛から完全に解放されるとしたらあなたはどの程度の出費ができますか」という質問に対して、平均で「207万円払う」という結果となった。最大では5億円と答える人も。どれだけの出費をしても、腰痛の痛みから解放されたいという方もいるという程、腰痛の苦しみは大きなもののようだ。
【調査概要】
◇方法:Webによるアンケート
◇調査対象:全国各地20〜60代の男女(各80名)
◇調査期間:2013年8月29 日〜8月30日
◇回答者数:800名(現在腰痛あり/なし各400名)
最終更新:9月24日(火)8時17分
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