映画「おしん」(10月12日公開、冨樫森監督)の完成会見と試写会が24日、都内で行われ“平成のおしん”こと濱田ここね(9)、その母を演じた上戸彩(28)らが出席した。
オーディションで約2500人から選ばれた濱田は小さな手でマイクを握りしめ「今日はおねげぇするっす」と山形弁で力強くあいさつ。奉公先の大奥様役でおしんの良き理解者を演じた泉ピン子(66)から「ここねは良く頑張った。あんたが主役。あとはここにいる私たち全員、ワキ役なんだからね」と言われると照れくさそう。
テレビ版「おしん」でピン子が扮したおしんの母を演じた上戸は難役への挑戦だっただけに「見た人が(善し悪しを)判断するまで、まだプレッシャーは抜けません。でもいい意見はツイッターに書いてください」と少し緊張した表情。
上戸と言えば、高視聴率ドラマ「半沢直樹」(TBS系)で主人公の良妻・花を好演。特に最終回では絶対絶命のピンチに立たされた夫を救うために奔走し、大きなヒントを提供するファインプレーの演技が記憶に新しい。この映画にも期待が高まるが「ドラマの次は、おしんで感動を倍返ししたい」と、おなじみの決めゼリフを使ってヒット宣言した。
またSMAP稲垣吾郎(39)は、テレビ版で伊東四朗(76)が名演技を見せたおしんの父親役。「四朗さんから吾郎さんに。無精ひげに前髪の無い短髪は初めてで戸惑いましたが、すてきな作品になったと思う」と話していた。
[2013/9/25-01:08 スポーツ報知]