事件安愚楽牧場元社長、起訴内容認める 検察側「6万頭の牛に10万頭分の契約」2013.9.25 00:29

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安愚楽牧場元社長、起訴内容認める 検察側「6万頭の牛に10万頭分の契約」

2013.9.25 00:29
初公判を終え記者会見する、全国安愚楽牧場被害対策弁護団と出資者=24日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

初公判を終え記者会見する、全国安愚楽牧場被害対策弁護団と出資者=24日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ

 保有する牛の数を過大に説明し出資を募ったとして、特定商品預託法違反(不実の告知)罪に問われた安愚楽牧場(栃木県那須塩原市、経営破綻)元社長、三ケ尻久美子被告(69)の初公判が24日、東京地裁(芦沢政治裁判長)で開かれた。三ケ尻被告は「間違いありません」と起訴内容を認めた。

 同罪に問われた元専務、大石勝也被告(74)も起訴内容を認めた。

 検察側は冒頭陳述で、両被告が牛の識別番号を増やして架空の牛がいるように装ったと指摘。破綻の直前には約10万頭分の契約に対し、実際の牛は約6万頭しかいなかったと主張した。

 起訴状によると、両被告は平成22年9月~23年7月、飼育する牛を出資者に契約通りに割り当てられないのに、全国192人に実在しない牛の識別番号を記載した契約書を送り、出資を募ったとされる。

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初公判を終え記者会見する、全国安愚楽牧場被害対策弁護団の紀藤正樹弁護士(中央)ら=24日午後、東京・霞が関の司法記者クラブ
安愚楽牧場事件の初公判に臨んだ元社長、三ケ尻久美子被告(中央)と元役員、大石勝也被告(右、後ろ向き)(イラスト・勝山展年)

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