◇…スポーツ報知の購読申し込みは、フリーダイヤル 0120-16-4341(イロ ヨミヨイ) まで…◇
◇…過去の記事は、ご使用のプロバイダのデータベース・サービスをご利用ください。…◇
24日午前7時55分頃、京都府八幡市八幡双栗(そぐり)の府道で、歩道を集団登校中だった小学生の列に乗用車が突っ込んだ。府警八幡署などによると、1年生の男児(6)が頭を強く打ち重体、小1~小5の男女4人が逃げる際に軽傷を負った。八幡署は、自動車運転過失傷害の疑いで、車を運転していた八幡市に住む自称派遣社員の少年(18)を現行犯逮捕した。現場は市内でも有数の安全対策が施された通学路だった。事故の瞬間、車は約7メートルにわたり空中を飛んだとみられることも分かった。
連休明けの集団登校の児童たちに、またも痛ましい事故が起きた。
八幡署や八幡市消防本部によると、車は丁字路を左折して府道に出ようとしたが、一時停止せず、反対車線にはみ出した。戻った際、道路左側のガードレールに接触。さらに道路右側の縁石に衝突し、ジャンプ。歩道にいた児童12人の頭ほどの高さから列に突っ込んだ。
車はさらにフェンスを倒して畑を突っ切り、民家の壁に衝突。約7メートルにわたり、空中を飛んだとみられることが府警への取材で分かった。後部のバンパーは外れ、左前部のランプも破損。近所に住む西村清次さん(41)は「空ぶかしのアクセル音の後、ドーンと大きな音がした。駆け付けると顔から血を流した男の子が歩道に倒れていた」と声を震わせた。
現場は八幡小学校から東に約500メートルで片側1車線。ブレーキ痕がなかったことも判明し、猛スピードを出したままドリフト走行となり、制御困難になっていた可能性がある。府警は危険運転致傷容疑での立件も視野に入れて調べる。
八幡署によると、少年は昨年11月に自動車運転免許を取得したばかり。車はマニュアルのスポーツカータイプで「出勤途中だった。ハンドル操作を誤り、曲がってしまった。アクセルを踏みすぎた」と供述している。
頭を打ち、倒れた男児を見守っていた会社員・佐藤裕さん(32)は、運転していたとみられる少年に「大丈夫ですか」と話しかけられ「反応がない」と答えると、少年は動揺した様子だったという。
京都府では昨年4月23日朝、亀岡市の府道で、無免許の少年が運転する車が集団登校中の児童らの列に突っ込む事故が発生。児童2人と引率していた妊娠女性の計3人が死亡、7人が重軽傷を負った。八幡市ではこの事故を受け、市内の通学路を総点検。92か所を危険地域とし、150の対策を講じているが、今回の府道は危険エリアには含まれていなかった。
現場の道路には縁石と、通常のガードレールよりも高い金属製の防護柵が設置。車道から高さ約1メートルまで守られた状態となっていた。市の管理・交通課は「市内でも最大級の対策が施されている場所」と強調。事故に関しては「馬力のある車に運転手が慣れていなかったとしか説明のしようがない」と指摘した。
軽傷の児童は小1の6歳女児、小3の9歳女児、小5の11歳と10歳男児。児童らが通う八幡小学校の信次剛司校長は会見で「子どもたちはルールを守っていた。無謀な運転は非常に腹立たしい」と怒りをあらわにした。
(2013年9月25日06時03分 スポーツ報知)
国内最大規模の携帯ニュースサイト。スポーツニュース速報のほか、旬の社会、芸能ニュースも満載。月額84円(税込)
巨人軍公式サイト。待ち受け画像や注目の選手情報など、シーズンオフも必見。「NEWS読売・報知」の全コンテンツも利用できて月額210円(税込)!
翌日朝掲載の釣果情報を当日夜に配信。厳選した指定船宿と協力店からの正確な情報や、船宿の自慢料理・仕掛けなど、実用的なメニューもご用意。月額210円(税込)
携帯初の競輪予想情報。グランプリやダービーはもちろん、関東・南関東を中心に各レースを徹底予測。月額210円(税込)