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また京都で…暴走車7メートル飛行 児童の列に突っ込む
登校中の児童らをはね、民家の壁に突っ込んだ乗用車
Photo By 共同 |
京都府八幡市の府道で24日朝、集団登校をしていた市立八幡小学校の児童の列に乗用車が突っ込み、5人が負傷した。民家の壁に衝突して止まる前、約7メートルにわたり空中を飛んだとみられる。八幡署は自動車運転過失傷害容疑で同市の派遣社員の少年(18)を現行犯逮捕。京都府では昨年4月にも亀岡市で集団登校中の児童らの列に車が突っ込み、10人が死傷する事故が起きた。
事故が起きたのは午前7時55分ごろ。現場は片側1車線の丁字路で、八幡署などによると、逮捕された少年は丁字路を左折して府道に出ようとしたが、一時停止せず反対車線にはみ出した。
戻った際、道路左側のガードレールに車体の後部左側が接触し、道路右側の縁石に衝突してジャンプ。児童たちがいた歩道を飛び越え畑に着地、民家にぶつかった。約7メートルにわたり空中を飛んだとみられ、「車が子供たちの上を飛び越えた」という目撃証言もある。
車がジャンプした際に小1の男児(6)に接触し、男児は頭を強く打ち重体。小1で6歳の女児、小3で9歳の女児、小5で10歳と11歳の男児2人の計4人が逃げる際に軽いケガをした。近くで交通取り締まり中に事故を目撃した八幡署員が無線で通報した。
現場から八幡小学校までは約500メートルの距離。重体の男児を見守っていた会社員佐藤裕さん(32)は、茶髪で黒いTシャツ姿の少年に「大丈夫ですか」と話しかけられ「反応がない」と答えると、少年は動揺した様子だったという。
現場にはブレーキ痕がなく、猛スピードを出したままドリフト走行となり、制御困難になっていた可能性があるとみて、府警は危険運転致傷容疑での立件も視野に入れて調べている。
少年は昨年11月に自動車運転免許を取得したばかりで、出勤途中だったと説明。車はマニュアルのスポーツカータイプで、「ハンドル操作を誤り、曲がってしまった。アクセルを踏みすぎた」と話している。
少年の友人男性によると、少年は車の内装などにもこだわり、大切にしている様子だった。
報道陣の取材に応じた少年の父親(49)によると、少年は既に2回小さな事故を起こしており、「運転が未熟というのは確かにあった。日頃から気を付けるように何度も言っていたのだが、本当に申し訳ない」と悔やんだ。通学路で見守りボランティアをしている鈴木弘さん(66)は昨年秋から、少年の車が細い道を猛スピードで走り抜けたり、追い越し禁止を破ったりしているのを目撃。「許せない」と話した。
[ 2013年9月25日 06:00 ]
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