米住宅価格指数:7月は前年比12.4%上昇、前月比は伸び鈍化
9月24日(ブルームバーグ):7月の全米20都市の住宅価格は前年比で約7年ぶりの高い伸びとなった。
7月の米スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)/ケース・シラー住宅価格指数 は前年同月比で12.4%上昇と、2006年2月以来で最も高い伸び。ブルームバーグがまとめたエコノミスト調査の予想中央値と一致した。前月比では伸びが鈍化した。
住宅価格 指数は季節調整済み前月比で0.6%上昇と、ブルームバーグがまとめたエコノミスト予想の0.8%上昇を下回った。3カ月平均は0.8%上昇と、年初来で最も低いペースとなった。
ソシエテ・ジェネラルの米国担当シニアエコノミスト、ブライアン・ジョーンズ氏(ニューヨーク在勤)は、住宅価格の伸びは「持続可能なペースへと減速し始めるだろう」と述べ、「住宅ローン金利の上昇に伴い、若干のスローダウンが見られるだろうが、景気が改善するにつれて金利上昇を乗り越えることができるだろう」と述べた。
前年比では20都市すべてが上昇。特にラスベガスは27.5%上昇し、サンフランシスコ、ロサンゼルス、サンディエゴはいずれも20%を超える伸びを示した。
原題:Home Prices in U.S. Cities Increase by Most in Seven Years(2)(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Shobhana Chandra schandra1@bloomberg.net
記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/09/24 23:48 JSTニュース一覧
注目のセクション