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政治
シリア難民支援に60億円 首相、国連総会で表明へ 演説概要判明
安倍晋三首相が27日(現地時間26日)に米ニューヨークで行う国連総会での一般討論演説の概要が22日、わかった。シリア問題では、難民対策などで6千万ドル(約60億円)の追加支援を柱とする人道支援策や化学兵器廃棄に向けた技術支援策を表明する。首相は、演説の半分以上を「女性と人権」のテーマに割く一方、昨年の総会で激論が交わされた対中国・韓国の懸案にはほとんど触れず、「法の支配」の重要性のみを訴える予定だ。
日本はシリア支援をめぐり、6月の主要国(G8)首脳会議(ロックアーン・サミット)で、難民支援策として1千万ドルの緊急無償資金協力を表明。これまでの支援総額は約9500万ドルに達している。
しかし、8月にシリアで化学兵器が使用された後、難民が激増。今月には200万人を超えたとの指摘もある。日本は難民キャンプの食糧や医薬品など支援策をさらに拡充することで、積極的に人道支援に関与する姿勢を打ち出す考えだ。
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