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汚染水漏れ タンク底部にボルト緩み
9月21日 4時7分

汚染水漏れ タンク底部にボルト緩み
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東京電力福島第一原子力発電所でタンクから汚染水が漏れだした問題で、タンクを解体して調べたところ、底の鋼鉄製の板の継ぎ目5か所でボルトの緩みが見つかりました。
東京電力は、この部分から水漏れが起きた可能性が高いとみて、さらに詳しく調べることにしています。

福島第一原発では先月、4号機の山側のタンクから300トン余りの汚染水が漏れているのが見つかりましたが、発見から1か月がたった今も原因は特定できていません。
このため、今月17日からタンクを解体した調べたところ、底の部分で鋼鉄製の板と板の継ぎ目5か所でボルトの緩みが見つかり、東京電力では、ここから汚染水が漏れた可能性が高いとみています。
ただ、底の別の部分での樹脂の変形や側面の板のさびが見つかっているため、こうした部分にも水漏れの原因になる破損がないか詳しく調べることにしています。
福島第一原発には、汚染水をためている同じ構造のタンクが300基余りあり、ほかのタンクでも底の部分に問題が生じているおそれがありますが、直接、点検や補強ができないうえ、タンクの交換も一斉にはできないことから、東京電力は、当面は監視を強めて対応するとしています。

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