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ムスリム同胞団の活動禁止する判決9月24日 8時3分
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エジプトでは、軍による事実上のクーデターへの抗議行動を続けるイスラム組織、ムスリム同胞団について、裁判所がすべての活動の禁止を命じる判決を言い渡し、同胞団側の反発で暫定政府との緊張がさらに高まる可能性も出ています。
エジプトの裁判所は、23日、左派政党が起こしたイスラム組織、ムスリム同胞団の解散を求める訴えについて「イスラムを使って違法な活動を行った」などとして、同胞団や関連団体のすべての活動を禁止し、資産を没収するよう暫定政府に命じる判決を言い渡しました。
エジプトではことし7月、軍による事実上のクーデターで大統領だったモルシ氏が解任されて以降、暫定政府は、抗議行動を続ける同胞団をテロ組織として、幹部やメンバーの多くを拘束するなど徹底した締めつけを続けています。
このため暫定政府は、同胞団の活動禁止を命じた今回の判決に従う可能性が高いとみられます。
ムスリム同胞団を巡っては、検討がすすめられている新しい憲法草案でも宗教組織が政党を設立することを禁じる規定が盛り込まれ、ムスリム同胞団の政治活動も非合法化される可能性が出ています。判決に対し、ムスリム同胞団の政党組織の幹部は「政治的な判決だ」と強く反発していて、今後、暫定政府との緊張がさらに高まる可能性も出ています。
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