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半沢直樹ロケ地の学士会館が恩返しランチ

役員会議室として撮影された学士会館201号室(撮影・柴田寛人)
役員会議室として撮影された学士会館201号室(撮影・柴田寛人)

 22日に最終回の放送を終えたTBS系大ヒットドラマ「半沢直樹」が、ランチメニューになって帰ってくる。東京・神田錦町の学士会館が、劇中で会議室として撮影された201号室で、11月25日にメールマガジン登録者対象のイベントを開催。ドラマの内容にちなんだスペシャルランチを提供する。抽選で招待する10組20人に食べてもらう5000円相当の豪華フルコースを検討中だ。

 最終回のクライマックス。半沢直樹(堺雅人)が「やれ~! 大和田~!」と大和田常務(香川照之)に叫び、土下座をさせたシーンは、日本中の半沢ファンをうならせた。その撮影場所として使われたのが、学士会館201号室。この部屋でスペシャルランチを食べながら、大ヒットドラマを振り返るイベントが、11月25日に行われる。

 学士会館の有江治子広報は「メールマガジン会員限定のイベントになりますが、20日から会員の募集を始めて、もう200人を超えました。すべての皆さんがイベントの参加を希望しています」と“半沢効果”を認めた。イベントの目玉は、ドラマにちなんだ豪華ランチだ。「半沢さんの奥さんがフラワーアレンジメントの仕事をしていたので、食用花を出したい。ジャガイモでネジの形を作ることも考えています」と話し、検討を重ねている。

 5000円相当を予定しているので、前菜、スープ、魚、肉、デザートのフルコースになることは間違いなさそう。主要なメニューは未定だが、「出向先から銀行に戻る」という意味を込めた「戻りガツオ」、半沢が劇中で食べていた牛丼などが候補になりそうだ。学士会館の中にあるレストラン4店舗を統括する総料理長が、調理する予定。有江広報は「大阪の水族館のシーンで、女の子が支店長の父親にイルカの折り紙を渡していた。メニューをイルカの折り紙にして、テーブルに置きたい」と細かいこだわりをみせた。

 イベントにはロケを担当した学士会館のスタッフも参加。役員会議室の設定で使われた201号室に加え、併せて撮影された同室前のロビーや1階廊下も案内、劇中を思い出してもらう。メールマガジンの登録は10月31日まで受け付けるため、参加希望者はさらに増えそう。招待枠はかなりの高倍率になりそうだ。

 201号室には、7月の放送開始以後、訪れるファンが増えた。最終回から一夜明けた23日も、断続的にファンが201号室に入り、半沢と大和田常務が戦った場所を感慨深げにながめていた。60歳男性は「大和田~! って叫んでみたよ」と笑顔。34歳男性は「世界遺産を見たような気分」と目を細めた。【柴田寛人】

 ◆学士会館 旧帝大7大学の出身者で作る学士会の会館。タイルに覆われた4階建ての旧館は1928年に、5階建ての新館は1937年に建設された。03年に国の有形文化財に登録された。館内には宿泊施設、レストラン、会議室、結婚式場などがある。ドラマ「龍馬伝」「ハゲタカ」「相棒 season10」「南極大陸」や映画「SP」「沈まぬ太陽」でもロケ地となった。東京都千代田区神田錦町3の28。

 [2013年9月24日9時38分 紙面から]

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