我が家のおーみそかは、
昔は、じじとばばの家に４兄弟姉妹の孫たちと全部が集まって
わいわいと酒をのみながら年を越すのがならいであった。
孫も一人増え二人増えとじいさんもばぁさんも
元気であった。
翌日の元旦は、午前中にじじとばばの家でお雑煮食べて
皆でわいわいとやって、昼過ぎからママの実家に車で３０分で移動して
おじぃちゃんおばぁちゃんとのんびりと夕食をとるのでありました。
でも、時は流れて
ばばが死んでからは、リビングのとっても広い
パパの妹の上の階で晦日や元旦の正月を過ごすようになった。
今年は、ママの実家のおじぃちゃんも天に召された。
その代わりに、
孫たちはどんどんと育ち、大人になっていくのであった。
パパはじじのことを妖怪と呼んでいる。
いや、昔は、「にょん」と呼んでいたのだが
まぁ、最近はじぃさんかな。
９６歳で、まっくのふぃれおふぃーーーしゅを食べながら
天に召されたじじの母親の長寿の遺伝子を受けついだ
ようで、なかなか死なん。
最初に癌ができたときは、
「せめて平均寿命までは生きていたい」
などとめずらしく弱気な発言をしておったが、
とっくに平均寿命を超えてしまった最近は、
「平均余命（ある年齢に達している人が、その後
どのくらい生きるか）」
なる概念を持ち出してきている
まぁ、妖怪は、適当に生きるがよろしく、
パパが言いたいのは、
新しい世代が着実に大きく立派になっている
ということである。
特攻兵３号として、
パパの家で、特攻兵２号の命令を復唱していた３号も
こんなに大きくなった。
うぃをやりながら、
画面の敵を刀でめった切りにしている
最中の特攻兵３号であった。
いとこのお姉さんはピアノがとってもうまい。
大晦日の日を何気ないリストの演奏で盛り上げてくれていたが
そのお姉さんにも特攻をしかける３号であった。
でも、パパは大晦日が好きだ。
たいしたこともできずに過ぎた１年であったが、
毎年書いているように、
いろいろな人たちに世話になり助けられ、
そして、
今年も本当にありがとうございますと
心から言える自分と、相手がたくさんいることに
本当に心の底から嬉しくてありがたいと
思うのであった。
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