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高浜原発 重大事故対策審査へ
9月20日 18時2分

津波対策の不備などを指摘され、運転再開に向けた安全審査が遅れている福井県の高浜原子力発電所について、原子力規制委員会は、関西電力から新たな対策が示されたことを受けて近く、重大事故への対策などの審査に入ることになりました。

福井県にある関西電力の高浜原発3号機と4号機は、ことし7月に安全審査が始まった直後に、原子力規制委員会から津波の想定の不備などを指摘されたため、審査は地震と津波への対策に絞って進められ、原発の設計や重大事故への対策の審査は後回しになっていました。
その後、関西電力は想定する津波の高さを2.6メートルからおよそ4メートルに引き上げ、敷地が浸水しないよう防潮堤の建設を前倒しするなどの対策を示しました。
これを受けて、原子力規制委員会の事務局である原子力規制庁の森本英香次長は20日の定例会見で、高浜原発の2基について「地震・津波対策の担当委員が関西電力の示した新たな対策の方向性をおおむね評価できると判断した」と述べ、早ければ来週にも重大事故対策などの審査に入るという見通しを示しました。
原発の安全審査は愛媛県にある四国電力の伊方原発など4つの原発の8基が先行する形で進んでいますが、北海道電力の泊原発の1号機と2号機は重大事故対策の解析に不備があったため審査が保留されています。

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