〔外為マーケットアイ〕ユーロが下落、予想下回るドイツの指標を嫌気
[東京 24日 ロイター] -
〔外為マーケットアイ〕
<17:14> ユーロが下落、予想下回るドイツの指標を嫌気
ユーロが下落。対ドルでは1.3493ドルまで、対円では133.68円まで下落した。9月のIFO独業況指数が市場予想を下回り、嫌気されている。欧州株高でユーロは上昇していたが、指標発表後に上昇分を失った。
欧州株式市場ではFTSEユーロファースト300指数 が下げに転じた。
<14:58> ドル99円付近に強含み、株のプラス転換で円安
ドル/円が強含み、98.97円付近。日経平均株価 のプラス転換で円売りに振れている。ただ、欧州勢の参入が本格化する時間帯だが「円売りのフローが特に出ている雰囲気はない」(邦銀)という。
<14:31> ドル98.80円付近、追加材料なく海外勢も動けず
ドル/円は98.80円付近でもみあい。日経平均株価 が下げ渋り、米10年債利回り も小幅に上昇しているが、ドル/円の方向感は出ていない。実需筋の売買は交錯し、国内投資家からは大きなフローは出ていないという。
大手邦銀の関係者は、消費増税の行方や増税の場合にセットで打ち出される経済対策パッケージへの期待という日本側の円安要因と緩和縮小見送りで米金利に低下圧力がかかりやすいという米国サイドのドル安要因の狭間でドル/円は「動きにくくなっている」と指摘する。
海外の投資家やヘッジファンドは、ドル/円が99円台に上昇したときには「今度こそ、という期待を持っていたのかもしれないが、追加の材料や買いがないので動きづらくなっている」(同関係者)という。
<12:57> ドル98.77円付近で停滞、米10年債利回りに関心
ドル/円は98.77円付近で停滞。「日米ともに手掛かり材料に欠け、取引に慎重にならざるを得ない」(外資系金融機関)との声が出ている。きょうのロンドン市場にかけて98円後半での推移が続きそうだという。
ドル/円をみるうえでの注目ポイントとして、この関係者は米10年債利回り を挙げ、「2.7%を明確に下回って2.6%に向かって低下してゆくのか、現在の2.7%付近で踏みとどまるかが重要になる」とした。米10年債利回りは2.6935%付近で推移している。
<11:58> ドル98円後半で下げ渋り、上値は重い
ドルは98.77円付近。一時98.66円と、前日海外市場の安値近辺まで下落したが、その後は下げ渋っている。一方、99円台には実需のドル売りニーズがあるとされ上値が重い。
市場では、ニューヨーク連銀のダドリー総裁による前日の発言がドルの上値を追いづらい環境を作り出している、という。
ダドリー総裁は、米労働市場には、現時点で過度の緩みが存在するとしたうえで、失業率が6.5%に達した後も、長期間利上げを見送ることが可能であるとの見解を示した。
「ダドリー総裁の発言は、12月になってもQE縮小がない可能性すら示唆している」(FX会社)との指摘が出ていた。
<10:26> ドル98円後半でジリ安、輸入の買いは98円以下から
ドルは98.68円付近で、朝方の高値98.88円からジリ安の展開となっている。この日、海外ファンド勢は、現物の日本株を売っているとされるが、為替市場での動きは鈍い。他方、輸入企業のドル買い目標は98円以下とされ、現時点では実需のサポートがない状況になっている。
「今週は、本邦勢による期末がらみの円買いがある程度予想され、海外勢の(ドル)買い意欲も低迷し、押し目買いのスタンスも後退している」(外銀)という。
<09:38> ドル98円後半、期末相場で上値は重い
ドルは98.86円付近。底堅さを保っているが上値も重い。ユーロ/円は133.40円付近で小幅高。
今週は、9月期末に特有の相場展開になると見込まれている。相応のリパトリニーズ(外貨売り/円買い)が予想され、ドルの上値が重くなる一方で、海外勢の需要を受けて株価が堅調に推移すれば、ドル/円の下値も限定的になりそうだという。
<08:15> ユーロ133円前半、134円半ばから急落後の展開を探る
ユーロ/円 は133.30円付近。前日の取引でユーロは高値134.56円から一気に133.32円まで下落し、現在は落ち着きどころを探る展開となっている。ユーロ/ドル は1.3493ドル付近。前日の取引では一時1.3550ドル付近まで上昇したが、その後1.3479ドル付近まで下落した。
22日投開票の独連邦議会(下院)選挙では、メルケル首相の保守系与党、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)が得票率41.5%で大勝した。ただ、首相は3期目続投のために大連立樹立に向け、野党の中道左派勢力を説得する必要がある。
23日の取引でユーロはいったん1.35ドル台に達したあと、連立協議をめぐる先行き不透明感や、欧州中央銀行(ECB)総裁の発言を受けて、ほぼ全面安の展開となった。
ECBのドラギ総裁は23日、欧州議会で追加の長期資金供給オペ(LTRO)を実施する用意があると証言。これを受けてユーロは下げ足を速め、一時1.3479ドル付近まで下落した。
<07:45> きょうの予想レンジはドル98.40―99.40円、98円後半中心の小動きか
ドル/円は98.80円付近、ユーロ/ドルは1.3495ドル付近、ユーロ/円は133.33円付近。
きょうの予想レンジはドル/円が98.40―99.40円、ユーロ/ドルが1.3440─1.3540ドル、ユーロ/円が132.70―134.00円。
23日終盤のニューヨーク外為市場では、欧州中央銀行(ECB)のドラギ総裁が欧州議会で追加の長期資金供給オペ(LTRO)を実施する用意があると証言したことを受け、ユーロがほぼ全面安の展開となった。
ドル/円は「98円半ばから前半には相応の買い需要があるとみられるが、99円後半まで強引に持ち上げられた反動で、上値では戻り売りもでやすい」(外為アナリスト)とされる。また、米金利低下や株安など、ドル/円を巡る環境は上値を追いにくいものとなっているため、この日は「98円後半を中心とする上下30銭程度のもみ合い」(同)となる可能性が大きいとみられている。
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