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汚染水で中断の試験的な漁 再開へ
9月24日 17時30分

東京電力福島第一原子力発電所の汚染水問題を受けて、一時中断していた福島県北部の沖合での試験的な漁が25日から再開されることになりました。

福島県沖での試験的な漁については、原発の汚染水問題を受けて、北部の海域で操業していた相馬双葉漁協が今月上旬から一時中断していましたが、魚介類のモニタリング検査で影響は見られないとして、26日から再開する方針を示していました。
この方針について24日に福島市で開かれた組合長会議で意見が交わされ、「安全性に問題はない」などとして、試験的な漁を予定より1日早く、25日から再開することを決めました。
一方、相馬双葉漁協と足並みをそろえて、南部のいわき市の沖合で事故後初めてとなる試験的な漁を始める予定だったいわき市漁協は、台風が近づいているなどとして来月3日から開始することになりました。
相馬双葉漁協の佐藤弘行組合長は「データからは魚の安全性が確認されている。東京電力には汚染水問題のようなことは今後ないようにしてほしい」と話しました。
また、いわき市漁協の矢吹正一組合長は「魚の放射性物質濃度がだんだん下がってきてようやくスタートラインに立つことができた。2年半ぶりに漁ができることは本当にうれしい」と話しています。

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