巨人が22日、2年連続35度目のセ・リーグ優勝を決めた。133試合目での優勝決定は144試合制では最速タイ。原辰徳監督(55)はグラウンドで8度宙を舞い「チームの勝利のために自己犠牲の精神を持ってやってくれた」とナインをたたえた。そんなチームを大黒柱として支えた主将の阿部慎之助捕手(34)を本紙評論家・前田幸長氏が直撃。最後の最後に帯状疱疹を発症するなど、限界スレスレの状態で戦ってきた阿部の胸中に迫った。
前田幸長「直球勝負」
原監督は今年の初めに「今年は慎之助のチームではない」と語っていたが、やはり慎之助に頼らざるを得なかったシーズンだったように思う。
最初に気になったのはWBCからシーズン開幕への切り替えの難しさ。慎之助も「正直、精神的にもコンディションの面でも影響はありました」と言っていたが、特に難しかったのが意外にも打撃面だったという。
阿部:本来なら2月から打ち込んで体力をつけながら開幕まで上げていくんですが、今年は「WBC向けの調整」になってしまい、その時間がなかった。だから8月は体力的に本当にしんどかったです。
それでも開幕から「4番・捕手」として試合に出続けたわけだが、今季目についたのは「若手投手への指導」だった。開幕投手を務めた宮国をはじめ、中継ぎで活躍した笠原、ルーキーの菅野など、ベンチではもちろんマウンド上だったり、時には実戦を通して教え込む姿が目立った。その辺を聞いてみると、今までの慎之助のイメージとは違う、胸の内が見えてきた。
阿部:若い選手が多いので、一番マウンドで教えたのは「初球の入り方を気をつけろ」ということですね。そこはキッチリと伝えてきました。教える上でのポリシーですか? やっぱり「高卒の投手」の教育はしっかりやりますね。大学、社会人は人間教育がしっかりされているけど、高卒の投手はいまだに「俺が一番」という思いで入ってくる。そこはしっかり教えないとダメですね。
慎之助の言う「人間教育」とは「どうしたら向上できるのか、自分で考える」ということだ。そこで僕は「今どきの若い子の印象はどう?」と聞いてみた。
阿部:やはり自分で考える、勉強するという姿勢が足りない気がしますね。僕のサインにおんぶに抱っこというか…。「意見を交換する」というのがなく、任せきりの子が多いから、そこは教えていかないとと思いますね。
例えば、将来のエース候補といわれる宮国についても、こんな話をしてくれた。8月28日の阪神戦、初回から不安定で同点で迎えた5回途中で降板すると、慎之助はこう言ったそうだ。「このままでCS投げられると思うか? 無理でしょ。先発任せられないぞ。だったら、秋のキャンプからじゃなくて実戦で変えていかないといけないんじゃないのか」
一方、笠原に対しては試合中、変化球でストライクが入らないと気づくと、ストライクが入るまで変化球のサインを出し続けたりもしたそうだ。どんな状況においても、常に考える力をつけさせる“教育”をしていたことに、僕は正直驚いてしまった。
あまりにも大きな慎之助の存在。やはり、その“依存度”が気になってしまうが「僕が辞めることがあっても大丈夫ですよ。菅野もしっかりしていますし、投手陣に関しては問題ないでしょう」と笑顔を見せた。慎之助の今後の「人間教育」、そして若手投手陣の成長に期待したい。
(本紙評論家)
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