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地方
京都、移動式早期警戒レーダー受け入れへ 近畿初の在日米軍施設に
2013.8.6 21:17
京都府京丹後市の航空自衛隊経ケ岬分屯基地に、弾道ミサイルを追尾できる移動式早期警戒レーダー「Xバンドレーダー」を配備する計画をめぐり、京都府の山田啓二知事は6日の記者会見で「レーダーの有害性の問題や治安対策などについてはクリアした。今後は細かい点について詰めていきたい」と述べ、地元同意や地域住民の安全確保を条件に受け入れに前向きな姿勢を示した。配備が決まれば、近畿初の在日米軍施設となる。
府によると、施設ができれば米軍人、軍属らが最大で160人配属される予定。山田知事は正式表明の時期について、地元の京丹後市が最終判断を出していないことから「最終的な結論の期限は(現時点で)定めない」と話した。
京丹後市の中山泰市長は「住民の安心安全が確保されれば協力するのはむしろ道理」と事実上受け入れの姿勢を示したうえで、防衛省に対し、レーダーの電波強度の測定検証や騒音対策、水対策を求めている。また、府に対しても交番の24時間態勢化や府道の拡幅を要望している。
Xバンドレーダーは、北朝鮮の弾道ミサイルへの対処などを目的とし、青森県つがる市の航空自衛隊車力分屯基地にも配備されている。
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