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【モータースポーツ】【ル・マン(世界耐久選手権:WEC)】トヨタ、奮闘の2位〜アウディはLMPクラス100勝 次戦は富士2013年9月24日 8時49分 第5戦決勝
【サーキット・オブ・ジ・アメリカズ(米テキサス州オースティン)貝島由美子】世界耐久選手権(WEC)第5戦は22日、当地で決勝を行い、トヨタレーシングのA・デビッドソン/S・ブエミ/S・サラザン組(TS030HYBRID)が第3戦以来の2位表彰台に上った。優勝したアウディのT・クリステンセン/L・デュバル/A・マクニッシュ組(R18e−tron)にわずかに届かず今季初勝利は逃したが、6時間もの大激戦を繰り広げる胸の張れる戦いぶりだった。AFコルセの小林可夢偉/T・ビランデル組(フェラーリF458)がLMGTEプロクラスの3位に入り、3戦ぶりに表彰台に上った。 ◇ ◇ ◇ 6時間の耐久レースとしてはまれにみる大接戦だった。タイヤを2スティント(ピットイン間の走行)持たせる戦略を取るトヨタが予選3番手から鬼気迫る追い上げを見せれば、ポールのアウディ2号車も必死に逃げる。レース中盤からピットインのたびにトップが入れ替わる大激戦となり、最後はパワフルなディーゼルターボエンジンを搭載するアウディに軍配が上がったが、敗者となったトヨタ陣営にも満足感が漂っていた。 中心選手として走ったサラザンは「表彰台に戻って来られてうれしい。TS030はタイヤに優しく、最後まで激しくプッシュできた。ペースはいまひとつだったが、戦略はうまく機能し、チーム全員が素晴らしい仕事をしてくれた」ときっぱり。搭載エンジンの違いでスピード面ではアウディに分があったが、そのハンディを戦略とチームワークではね返した。 トヨタが序盤から採用した、タイヤを2スティント持たせてピットインの時間を短縮する作戦は効果的で、最後にはアウディも急きょ採用したほど。酷暑のなか2度も2スティントを担当したブエミも「最後の最後まで可能な限り全力で戦った。1周のタイムはともかく、戦略はうまくいき、勝利のチャンスもあった」と胸を張った。 WEC参戦2年目のトヨタは厳しい戦いを強いられている。規則上、アウディのディーゼルエンジンが、トヨタのガソリンエンジンより有利な面がなかなか改善されず、ここまで未勝利。中盤戦からは持てる力を集約する意味合いを含め、参戦車両を1台に絞り込んだが、前戦サンパウロ大会(1日決勝)では他車に追突されて早々にリタイア。そんなうっぷんをため込んで挑んだオースティン大会では、結果は2位も戦い抜いた充実感を味わえた。 木下美明チーム代表も「最後のピットストップまでどのクルマが勝つか分からないほどの接戦だった。エネルギー回生区間が4カ所しかなく、強みであるハイブリッドパワーが十分使えなかったのは残念だったが、(体力的に)きつかった2スティント戦略を完遂してくれたドライバーに感謝」と満足げ。前戦から投入したハイ・ダウンフォース(気流で押さえ付ける力を強めた)仕様の空力パッケージの実力も確認でき、2台体制で挑む次戦の母国戦(10月20日決勝=富士スピードウェイ)へ確かな手応えを得た。
○…トヨタの猛追を2台の連係プレーでしのいだアウディは、節目のLMPクラス100勝を挙げた。記念すべき勝利を挙げたデュバルは「完璧な週末だった。トヨタとのバトルは本当に楽しかったよ」と興奮気味に語れば、ベテランのクリステンセンは「この偉大な記録を達成した全ての挑戦者を誇りに思う。再び100勝を記録したい」と誇らしげ。初勝利はR8時代の2000年で、06年までに63勝を挙げ、R10(06〜08年)が22勝、R15(09〜11年)が3勝、R18(11年から)が12勝。大エースのクリステンセンは初勝利を挙げた00年セブリング12時間の優勝メンバーに名を連ねており、アウディの歴史とともに歩んでいる。 PR情報
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