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作家青木裕次さんが八西高で講演
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講演で八戸西高の生徒に熱く語り掛けた青木さん |
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東京県人会主催の「高校生のための講演会」が17日、八戸西高校で開かれた。本県出身の元県立高校教諭で作家の青木裕次さん(62)が「耕せども尽きず」というテーマで講演。長年の教師生活で得た人生観などを、生徒たちに熱く語った。
青木さんは1951年、青森市生まれ。75年から県立高校の化学教諭を務め、八戸中央高校、北斗高校で校長を歴任、2011年3月に定年退職した。1995年に本紙の十枚小説に「縁(えにし)」で入選したほか、小説「雪降る駅で」などを執筆し、作家活動も精力的に行ってきた。現在は東京都在住。
講演で青木さんは「刎頸(ふんけい)の友」という言葉を紹介。「いまこの時期に、誰が自分の人生をかけて付き合える人なのかよく考えてください」とアドバイスした。「自分は生徒をよく怒ったので、人気のない先生だったと思う」と振り返り、「優しさと甘やかしは違う」と礼節を重んじることなどを伝えた。
質疑応答では生徒から、「友人関係などで悩む生徒にどうアドバイスしてきましたか」と問われ、「(その生徒には)まず乗り越える力があると伝える。そして、結局は自分にしか乗り越えられないのだから、孤独な時間を大切にしてほしいと話してきた」と答えた。
青木さんは18日も、五戸高校で講演する。
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