青森のニュース

青森産海の幸を一冊に 県が情報冊子

県産水産物の魅力をPRした冊子「青森おさかな自慢」

 青森県内の水産物の豊かさを知ってもらおうと、県は情報冊子「青森おさかな自慢」を作成した。初版は約2000部を発行し、県内の飲食店や観光施設、小学校などに配布する。

 漁業や観光関係者らでつくる「青森おさかな自慢情報発信協議会」(会長・清水慎一立教大特任教授)が、昨年度から内容を検討してきた。
 スルメイカやホタテ、ヒラメなど24種類の県産水産物を旬を迎える順に見開きで取り上げ、主な水揚げ地や漁法、お勧め料理法を紹介している。
 大間町などで水揚げされるクロマグロは「地元では内蔵も漁師料理として刺し身や炭火焼きにして食べられている」など、うんちくも盛り込んだ。
 県内でなじみの深いナマコやシャコなどの主要水産物以外もミニ情報として掲載。冊子で扱った水産物が食べられる県内のイベントも一覧にまとめた。
 県水産振興課によると、県内漁獲量は食習慣の魚離れを背景に、ピークだった1988年の84万1511トンから、2012年は22万7507トンにまで減少したという。
 同課の野呂恭成課長代理は「県内外の観光客や、子どもたちへの教育に冊子を活用し、県産水産物の消費低迷に歯止めを掛けたい」と話した。
 B5判の全64ページで全てカラー。好評の場合は、書店での販売も検討する。連絡先は青森県水産振興課017(734)9592。


2013年09月17日火曜日


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