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「たろちゃんハウス」で感謝祭 「あまちゃん」も応援
 | 能年玲奈さんも餅まきに参加した仮設商店街の感謝祭 |
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岩手県宮古市田老地区の仮設商店街「たろちゃんハウス」が開設から2周年を迎え、22日、感謝祭を開いた。会場は郷土芸能や出店でにぎわった。
商店街がある市保養施設「グリーンピア三陸みやこ」敷地内の駐車場で開催。NHK朝の連続テレビ小説「あまちゃん」ヒロイン役の能年玲奈さんがゲストで参加し、訪れた約300人に紅白餅をまいた。
たろちゃんハウスは、中小企業基盤整備機構が建設し、2011年9月25日にオープンした。現在、日用品店や理髪店など22店舗が入居する。商店主の多くは東日本大震災前、田老地区中心部の巨大防潮堤そばで営業していた。
ある商店主によると、売り上げは震災前の約7割まで戻った。一方で、グリーンピア敷地内の仮設住宅は最大407世帯から約340世帯まで減少。観光客も防潮堤周辺を見て帰る人が多く、約8キロ離れた仮設商店街への客足は鈍くなっているという。
ことし7月、防災集団移転促進事業で予定されている田老地区中心部の乙部高台の土地造成が始まり、ようやく商店街の移転先も固まりつつある。商店主でつくる「たろちゃん協同組合」の箱石英夫理事長は「土地造成を進めてもらい、商店の本格再建を一日も早く達成したい」と話した。
2013年09月23日月曜日
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