【宮古】「たろちゃんハウス」2周年祝う 能年さん餅まき
震災で大きな被害を受けた宮古市田老のグリーンピア三陸みやこの共同仮設店舗「たろちゃんハウス」で22日、開店2周年を祝う催しが開かれた。周辺の大規模仮設住宅群の入居者が自力再建などで減っていく中、イベントなどでにぎわい創出に努め、25日に節目を迎える。催しにはNHK連続テレビ小説「あまちゃん」のヒロイン能年玲奈さんが登場し、大いに盛り上がった。
被災事業主でつくるたろちゃん協同組合の箱石英夫理事長(60)らがあいさつ。続いて、かすりはんてん姿の能年さんが姿を現すと、会場は熱気に包まれた。
2階建ての3棟が一列に並ぶたろちゃんハウスは、2011年5月に始まった共同店舗「たろちゃんテント」を発展させ、オープン。22事業所が入居し、周囲に立つ県内最大規模の仮設住宅(407戸)の入居者の生活を支えてきた。
箱石英夫理事長は「(2年たっても)被災前の売り上げに比べればまだまだだが、今日は元気をもらった。買い物だけでなく触れ合いの場として、一層の利便性向上に努める」と意欲を新たにしていた。
(2013.9.23)
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