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皇太子ご夫妻は22日、東日本大震災の被災地お見舞いのため、福島県郡山市を日帰りで訪問された。被災地入りは8月の宮城県に続き、2カ月連続。福島第1原発事故後の福島県訪問は、2011年7月以来2度目。
原発事故に伴い、福島県双葉町から避難中の47世帯83人が入居する仮設住宅を訪ねた。埼玉県の避難所を転々としたという無職田中輝子さん(70)に、皇太子さまは「避難生活は大変でしょう」とねぎらった。田中さんは「今は落ち着いて元気に過ごしています」と目に涙を浮かべて話した。
雅子さまに「お体を大切にしてください」と励まされた金物店経営松本信正さん(65)は「町民同士で支え合って頑張っていきます」と答えた。
ご夫妻は、同市にある県の研究機関「ハイテクプラザ」と、屋内遊び場「ペップキッズこおりやま」も視察した。