京都 小学生の列に車 小1男児大けが9月24日 12時32分
24日朝、京都府八幡市で、集団登校していた小学生の列に18歳の少年が運転する車が突っ込み、警察によりますと、小学生5人がけがをして、このうち1年生の男の子が大けがだということです。
24日午前8時ごろ、京都府八幡市八幡双栗の府道で、集団登校していた小学生の列に乗用車が突っ込みました。
警察によりますと、この事故で、八幡小学校の1年生から5年生までの男女5人の児童がけがをして病院に運ばれ、このうち6歳の1年生の男の子が頭を強く打つ大けがで病院の集中治療室で手当てを受けているということです。
警察によりますと、車は近くの交差点で左折して現場の府道に入った直後に、道路左側のガードレールに衝突し、弾みで反対側の鉄製の柵をなぎ倒して歩道の小学生の列に突っ込んだということです。
警察は、車を運転していた八幡市の自称、派遣社員の18歳の少年を自動車運転過失傷害の疑いでその場で逮捕しました。
これまでの調べによりますと、少年は去年11月に運転免許を取得したということで、調べに対し、「交差点から左折しようとしたときにアクセルを踏みすぎてスリップしてガードレールに衝突した」と供述しているということで、警察は事故当時の状況を調べています。
事故に遭遇した人は
一緒に通学していた小学2年生の女子児童は「歩いて登校していたらものすごいスピードで車が走ってきた。気が付いたら男の子が目の前で倒れて頭から血を流していた」とおびえた様子で話していました。
また事故現場近くにいた69歳の男性は「異変を感じて何か事故が起きたと思い、外に出たら車が畑に突っ込んでいて、子どもたちが倒れていたり震えて座り込んだりしているのが見えた。車からは運転手と助手席の男性が出てきて慌てた様子で携帯電話で連絡をしていた。子どもたちを救急車に乗せる手伝いをしたがショックで何もしゃべることができないような状態だった」と話していました。
「比較的安全な通学路での事故」
さらに、事故に遭った小学生が通学していた八幡小学校の信次剛司校長は「現場の歩道付近にはガードレールや鉄柵があるなど、比較的安全な通学路で事故が起きたのが信じられない。去年の亀岡市の事故を受け、通学路の点検をしたり児童にも注意を呼びかけたりするなど対策を行ってきた。悪質な運転が原因で事故が起きたと思っており、今後はこうした運転に徹底的に規制をかけてほしい」と話していました。
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