三回、二死一塁からタイムリー三塁打を放った俊介(撮影・白鳥恵)【拡大】
(セ・リーグ、阪神2-0ヤクルト、23回戦、阪神15勝7敗1分、23日、甲子園)快音を残した打球は、左中間に飛んだ。V逸の虎に、俊介が新たな息吹を注入する先制のタイムリー三塁打を放った。
「結果を出さないと後がないんで、結果が出てよかった。しっかりとストレートを打とうと思った」
0-0の三回二死から西岡が中前打で出塁し、6試合ぶりのスタメンとなった俊介に打席が回った。ヤクルト先発・村中の初球を強振した。左中間深くで打球を追った中堅・上田と左翼・バレンティンがぶつかり、もたつく間に、西岡が本塁へ生還すると一気に三塁を陥れた。8月23日の中日戦(ナゴヤD)以来、実に1カ月ぶりとなる適時打に塁上で安堵(あんど)の表情が浮かんだ。
和田監督は「クライマックス・シリーズ(CS)に向けて彼ら(若手)も必死に割り込もうという気持ちでやっている。われわれもメンバー編成を見極めていかないといけない」と評価。戦力の底上げを目尻を下げて歓迎した。