全日本プロレスの3冠ヘビー級王者・諏訪魔(36)が、地元警察から妙な人気を誇っている。とはいっても悪事を働き、出頭を繰り返しているわけではない。正義の味方とはまるで正反対のリングネームにもかかわらず神奈川・藤沢市の警察署から立て続けに防犯キャンペーンの任務を任されるのだ――。
全日マットの屋台骨を支える諏訪魔が、意外なところで活躍の場を広げている。それが警察だ。
諏訪魔は地元・藤沢市の最大イベント「藤沢市民まつり」と2年連続でコラボし、28日に時宗総本山・遊行寺の境内でプロレスマッチを提供する。そこで試合前に藤沢警察署の署員とともに防犯キャンペーンを行うのだ。
諏訪魔は「俺のイメージも全体的にクリーンになってきた…ってことかな!?」と驚きを隠せない。というのも、警察の“お世話”になるのは今年2度目だからだ。
実は諏訪魔は6月8日に藤沢北警察署の一日署長に就任。警察が憎むべき悪を象徴する「魔」の文字が入った大男が、振り込め詐欺と電車内痴漢の撲滅を訴える…。何とも摩訶不思議な「諏訪魔署長」が誕生した。
諏訪魔が藤沢在住という点を差し引いても、かなり異色の警察署長だ。そして今回は別の警察署との防犯キャンペーン。捕まるならまだしも、警察に2度も協力するとは諏訪魔自身が動揺するのも当然だろう。
ただ、裏を返せば地元から期待を寄せられている証しと言える。諏訪魔は2006年に極悪軍団入りし「諏訪魔の魔は悪魔の魔」と本名の諏訪間幸平を“封印”。改心した後も「諏訪魔ブランドを作る」と再度の改名を拒み、こだわりを貫いてきた。レスリングチームも立ち上げ、チビッ子たちの育成にも尽力。諏訪魔個人の地道な活動が行政の目に留まり、昨年に引き続いて市民まつりへの協力も要請された。
諏訪魔が保持する3冠ベルトは、あいにく故ジャイアント馬場家に返還するため修理中。
地元でベルト姿は披露できないが「ベルトはねえけど、ベルト以上の戦いを見せる」と気合十分だった。
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