【NQNニューヨーク=川内資子】23日午前の米株式相場は下げ幅を拡大している。ダウ工業株30種平均の前週末比の下落幅は80ドルを超える場面があった。ニューヨーク連銀のダドリー総裁が朝方の講演で「米経済はなお非常に緩和的な金融政策の支えを必要としている」と述べたと伝わった。米景気回復の鈍さを意識した売りが徐々に優勢となった。株式相場が引き続き最近の高値圏にあることから、高官発言をきっかけに利益確定売りが出た面もある。金融のゴールドマン・サックスやクレジットカードのビザなど、この日からダウ平均の算出対象に採用された3銘柄が軒並み売られていることも重荷だ。
ダウ平均は午前11時35分現在、前日比61ドル30セント安の1万5389ドル79セントで推移している。
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