【ロンドン=欧州総局】23日のロンドン株式相場は続落。FTSE100種総合株価指数は前週末終値に比べ39.06ポイント安の6557.37で引けた。構成銘柄の約8割が下落した。
米国の量的緩和縮小を巡る観測がくすぶっており金融関連株を中心に売りが広がった。
銀行のロイズ・バンキングとバークレイズの下落が目立った。
石油・ガス開発会社のタローオイルを筆頭に石油株やエネルギー株も安かった。ガス供給・販売のセントリカは国内2カ所のガス貯蔵施設の建設計画を断念したことが売り手掛かりになった。
フレスニージョなど鉱業株も売りに押された。 半面、特殊化学のクローダ・インターナショナルが高かったほか、携帯電話サービスのボーダフォンや通信のBTグループが上げた。いずれもアナリストが株式評価を引き上げたことがきっかけ。
投資顧問のアバディーン・アセット・マネジメントは、税引き前通期利益が市場予想の上限に達するとの見通しが好感された。
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