Updated: Tokyo  2013/09/24 06:17  |  New York  2013/09/23 17:17  |  London  2013/09/23 22:17
 

米スプリント、融資条件抵触を回避-金融機関が負債審査延期

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  9月16日(ブルームバーグ):米携帯電話事業3位スプリント の取引金融機関は、同社が今月の起債によって融資条件に抵触し、デフォルト(債務不履行)に陥る可能性が浮上したことに対応し、四半期ごとの負債比率の審査を年末まで延期することに合意した。

スプリントは16日の発表文で、回転信用ファシリティなどについても同様の合意を確保し、全ての必要な延期措置を金融機関から取り付けたと説明した。今月4日の規制当局への提出書類によると、65億ドル(約6440億円)の起債により、月末には「著しいレベル」で融資条件に抵触する恐れがあった。

8月5日の当局への提出書類によれば、スプリントは6月末時点にこれらの融資に関連した借り入れ残高が約19億ドルとなり、EBITDA(利払い・税金・減価償却・償却控除前利益)に対する負債の比率は4.2倍だった。融資条件では6.25倍を超えないこととされている。

原題:Sprint Lenders Waive Leverage Test to Avoid CovenantViolation(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Matt Robinson mrobinson55@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Alan Goldstein agoldstein5@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/17 12:29 JST

 
 
 
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