Updated: Tokyo  2013/09/24 05:18  |  New York  2013/09/23 16:18  |  London  2013/09/23 21:18
 

NY連銀総裁:当局は向かい風を「力強く」押し返す必要

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  9月23日(ブルームバーグ):ニューヨーク連銀のダドリー総裁は、米経済には依然として「大幅な改善」が見られないとし、政策当局は向かい風を「力強く」押し返す必要があると指摘した。

総裁は23日、ニューヨークで講演。事前に配布された原稿によると、「経済はなお非常に緩和的な金融政策を必要としている」とし、「経済のファンダメンタルズ改善と、財政面の足かせおよびやや逼迫(ひっぱく)感の強まっている金融状況が経済を反対方向に引っ張っており、お互いにほぼ打ち消し合っている」と述べた。

債券購入 の縮小については、それが決まったとしても、政策金利が近く引き上げられるシグナルとして捉えるべきではないと言明。失業率が基準とする6.5%を下回った後も、当局は利上げを「長期間」見送る可能性があると説明した。 

経済については、「ゆっくりと改善しつつある」とした上で、増税や予算削減に伴う「財政面での大きな足かせ」および、5月以降に見られる「金融市場状況の逼迫」といった向かい風に直面していると指摘した。

原題:Dudley Says Fed Must ‘Forcefully’ Push Against Headwinds(1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ニューヨーク Caroline Salas Gage csalas1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net

更新日時: 2013/09/23 23:44 JST

 
 
 
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