11回目で初
【岩手】韓半島から徴用され、岩手県内で不慮の死を遂げた同胞を追悼する民団と総連、日本人団体による合同式典が7日、県産業文化センター敷地内に建つ慰霊碑前で行われた。11回目の今年は地元の民団と総連両県本部役員のほか、増田寛也県知事と金一萬駐仙台総領事が初めて出席し、献花の列に加わった。
はじめに追悼碑管理委員会を代表して佐藤正春委員長が式辞を述べた。また、増田県知事は「本県で就労された数多くの朝鮮半島の方々に耐え難い苦しみと悲しみをもたらしたことに深い哀悼の意を表する。あらためて過去の歴史を直視し、正しくこれを後世に伝えながら国際親善、国際交流の一層の推進に努める」と誓いの言葉を述べた。
追悼碑は96年8月、追悼碑管理委員会が県有地に建立した。現在141人の犠牲者名簿が納められている。
(2006.9.13 民団新聞)
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