あデトックスジャパンとは、主にニコニコを中心に使用される言葉である。以下の意味がある。
概要
ニコニコで使用されているデトックスジャパン(Detox-JAPAN)とは、ニコニコから派生したプロパガンダ活動を指す言葉である。略称は「DJ」または「SAC-DJ」だが、口語では「デトックス活動」と呼ばれている。部外者からは「デトックスジャパンという団体」として知られている。
ニコニコなどで活動していたボウズプロパガンダー以下ボウズP)によって2011年01月26日頃までに提唱された。デトックスとは英語で解毒(体内に溜まった毒素を排出)するという意味で、「日本に溜まった不利益をもたらす人物・団体・国家などを排除し、日本を浄化(デトックス)して行こう」という活動である。
2011年11月09日、提唱者であるボウズPが薬事法違反(医療機器の無許可販売)により逮捕されることとなった(執行猶予付き有罪判決で保釈済み)。提唱者自身が道徳を破る毒素の一部であったという皮肉な結果となっている。
元々は酔っ払いボウズPが始めた政治雑談。それ以上でもそれ以下でも無かったのだが、悪乗りして仲間を作ってそのまま護国活動へシフトしていった。しかし個人・団体としての実績は皆無なため、護国団体(または集団)を名乗る出会い系サークルと化している。
福島県福島市内に「デトックスジャパン株式会社」という犬関連の商品を扱う会社がある。いわき市在住のボウズPによって名称を流用したのではないかという疑惑があったが、デトックスジャパン株式会社が商標登録していないため商法上の問題はない。
用語解説
Detox-JAPAN
- ii.グループとしてのDJ
- 「ボウズプロパガンダーコミュニティ」は元々はボウズPを応援するのが目的だったが、自然とデトックス活動の場としてシフトしていった。ただし後述するSACを理由に「デトックスジャパンは団体ではない」と主張している。論調は基本的に右派寄りまたは保守寄り、反左翼や反リベラル、嫌韓・嫌中などで共通している。
SAC (Stand Alone Complex)
SACを標語とし、全体主義のような集合的な活動ではなく、賛同する者達が個々で判断・活動し、日本にとって最善を追求していくという考え方(独立した個人の集団)である(イメージとしては踊る大捜査線 THE MOVIE 2のテロリスト側の組織系統(スター型))。したがって本人達はグループに所属しているという意識を全く持っていないと思っているようである。
元ネタは攻殻機動隊。ただし作品内でのSACの意味は「孤立した個人たちが(結果的・最終的に)集団行動をした様子」であり、計画的に起こせるものではない。そのため、ボウズPまたは支持者が誤用して使い続けているようである。また仮に機能させるにも、メンバー全員が他メンバーの足を引っ張らない程の能力が必須だが、各々のプロパガンダーのにどのような能力があり、どの分野に長けているかは一切不明で、本当にSACとして機能した(活動できていた)かどうかは疑問である。
SACは「旗頭(オリジナル)なき模倣者」という意味も含む。しかしSACとは名ばかりで、多くのプロパガンダーたちはボウズPというオリジナルを模倣した形式(主にサングラスの着用)であった。当のボウズPもテキサス親父を連想させる形式だったため、新たにプロパガンダーとして活動するほど模倣(コピー)を繰り返すことになる(模倣せずに個性を確立させれば別だろうが)。また、ボウズPが実質的なリーダーとして機能しており、一部の支持者からは崇拝されることもあったため、多分木型の組織の中で横つながりがあったに過ぎない。
活動が(ニコニコを中心に)表立つようになってからは差別など過激な発言が目立ち始めてきたため、「好きな作品を汚すな」「攻殻機動隊が誤解される」とい批判されるようになる。
SACの問題点
「独立した個人の集合体」と謳っていたため、責任の所在がハッキリしない。個人の責任として動画投稿を続ける者、(実質上のリーダーである)ボウズPの著名性に依存している者、保身に走る者などがいる。
歴史
当初はボウズP個人による政治批判を目的とした動画が投稿され、同じくして日本の政治の在り方に不満があったニコ厨を中心に支持されていた。その動画は毒舌的な辛口批評で、支持者からは「痛快だ!」といった評価であったものの、既にネット上で検証された情報をボウズPが動画内で読み上げるだけに過ぎなかった。サングラスを着用していたこともあり、「イメージが悪い」といった批判が出ていたが、この頃は支持する意見のほうが強かったため、流れるように消え行っていた。
しばらくした頃に「ボウズプロパガンダーコミュニティ」が設立される。元々はボウズPの動画を楽しむファンのためのコミュニティではあったが、後に提唱された「デトックスジャパン活動」の集い場となっていった。同時期にSACも提唱され、ボウズPより「君も一緒にデトックス活動をやらないか?」という具合で仲間を募っていた。そして現在知られているデトックスジャパンの基礎が出来上がった。
「新しい政治論者の登場」といった形で多くの視聴者がコミュニティへ参加していた。この時のコミュニティは「批判があれば掲示板に書き込んで欲しい」「工作員コメントは見つけ次第削除します」とされていた。書き込みは応援とアンチの他、丁寧な批判もあった。しかし次第に丁寧な批判までもを即座にアンチ認定するようになっていき、コメント削除に加えてコミュニティ強制退会にされてしまうユーザーが続出した。結果として大百科掲示板や2ちゃんねるでアンチを大量に生み出すことになってしまう。
コミュニティ内では主にきよプロパガンダー(以下きよP)等が、護国活動と称した書き込みで盛り上げていた。大百科「ボウズプロパガンダー」の掲示板では当時のきよPによる書き込みが現在でも確認できる。きよPを始めとした初期のプロパガンダー等はボウズPを動画スタイル(自分を撮影して政治について話す)以外にもサングラス着用まで模倣してしまったため、当初からあった「イメージが悪い」という批判が徐々に増え、同時に「怪しい集団」として認識され始める。
仲間は増えつつあったが、ボウズPの保守論者としての、およびデトックスジャパンの護国活動としての評価は殆ど無いままでいた。ボウズPは他の有名保守論者や地方の政治家などと無理矢理共演しての売名行為を、その他メンバーはボウズPを含め他者・他団体が主催する抗議デモに便乗する以外に積極的な活動が無かったためである。ただし個別のプロパガンダー達の活動がある場合はこの限りではない。そのため、全てのメンバーを一つのレッテルとしてまとめて批判をすべきではない。
仲間同士での関係が強くなるに連れ、アンチを問答無用で敵と見做して工作員・在日朝鮮人といったレッテルを貼るようになっていった。この頃には既に「国旗を振ることで評価を得ようとする集団」と化していた。その後は愛国や護国といったこと以上に意見が合わない意見を敵認定するまでの時間が短くなっていたため、アンチどころか日本人までもを敵認定してしまう。その途中でよその保守系団体「プラウドジャパンネットワーク」の関係者を在日認定してしまい、名誉毀損で訴訟されてしまう。これを期にデトックスジャパンのメンバーはバラバラになってしまった。また、この訴訟騒動の渦中にボウズPが覚醒剤常習犯へ注射器を販売していたことが発覚、逮捕されることになった。この逮捕がデトックスメンバーを完全に破綻させることになった。
逮捕後はボウズPと決別する者と、「デトックス活動を恐れた反日側による国策逮捕」という陰謀論としてボウズPを擁護する者で分裂し始めた。特に後者の擁護が支離滅裂だったため、デトックスジャパンがカルト化したようである。
2012年3月になってからボウズPの判決が決定、「復活する」と本人からのツイートがあるが、今のところその様子はない。
検索妨害問題
動画で扱っている内容が「政治」であっても、「エンターテイメント」「日記」などのカテゴリーで動画投稿することが増えてきたため、検索妨害として各方面からの批判がある。カテゴリーの他、話題を無理やり絡ませてからのタグロックなども。
以下は妨害の具体例。
- その他
- 分類のしようがないことを理由に使用。
「毒素」とされるもの
誰がこのように提起したかは一切不明。
具体的な行動
同上。1.以外の具体的な行動があったかは不明。
近頃の抗議デモでデトックスジャパンTシャツをサングラスと共に着用して参加する者たちを目撃することができる。
デトックスジャパンのメンバー
(校正予定)
2011年11月14日以降のメンバーである。ボウズP逮捕後から新たに活動を始めだすものもいるため、全メンバーを把握することは困難である。
また、メンバーにはボウズPの悪行を批判する者と擁護する者で分裂(派閥?)している可能性がある。そのため、メンバーかそうでないかと区別するのは困難である。検証を重ねて改めてグループ分けする必要がある。
過去には「プロパガンダーの一覧」記事が編集される予定であったが、上述した理由もあり、実現しなかった。
逮捕後の各プロパガンダーの声明動画があれば掲示板にリンクを書きこんで下さい。
プロパガンダーご本人たちから直接情報を提示していただければ幸いです。
活動中およびデトックスジャパンを継続使用するメンバー
ボウズP逮捕後もデトックスジャパンとして活動を継続する者。および逮捕後から活動し始めた者。
- ボウズプロパガンダー●
- 提唱者にして実質上のリーダー。現在薬事法違反での拘留で活動凍結中だったが、2012年3月下旬頃に本人からツイートがあった。獣医師資格の行政処分を受ける予定で、資格停止中は都内で凌ぐ予定である。支持者は早期復帰(社会復帰およびニコニコへの復帰)を願っているようだ。
- クエスト
- 現コミュニティ管理人。投稿動画は無いが時々生放送をしている。よその保守系団体“PJN(プラウドジャパンネットワーク)”のメンバーを工作員認定する名誉毀損事件を起こす。彼の一連の所業がボウズP逮捕に繋がった。もしかすると真の愛国者なのかもしれない・・・。ちなみに彼がキアヌ・リーブスの画像を使っているのは、マスコミの偏向報道がマトリックスのような世界と重なっている事によるらしい。拘留中のボウズPへ現金500万円を差し入れたことがツイッターで発覚した。
- ボウズE
- メンバー?ボウズPの代わりとして活動中。イミテーションの頭文字としてEを誤用してしまったという。ボウズP不在中、寂しさを紛らわせるために投稿者によって作られたキャラクターであり、ツイッター再開を期に引退を宣言した。
- ブルースライダー
- 以下の動画にて主張した内容を文章化した。なんて説明したらいいのかわからん。
- 「戦う場所が違いますから。」
- 「ボウズさんは動画投稿のパイオニアであって、一人のアーティストだと思っている。」
- 「たかだかアホなコメントを書き込んでいるお前らみたいな工作員には絶対に見えない景色が俺達には見えた。」
- 「残念だったね。もっと結束力が上がったと思うよ。残念でした。」
- 「ナニがあってもデトックス活動はやめません。」
- 「残念だったな、工作員。」
- ツバメプロパガンダー●
- 初期は偽ボウズプロパガンダーと名乗っていた。ほとんどの動画は嫌韓布教。
行方不明のメンバー
ボウズP逮捕後、突然アカウント等を削除した者。活動継続なのか脱退なのかは一切不明。
- きよプロパガンダー●
- ボウズPに続いて投稿を始めたナンバー2のような立場。自前のコミュニティで生放送も行なっていた。2011年12月20日に一時復帰。生放送で近状報告をし、「ボウズ逮捕がわかった時、すぐにコミュ(動画)とアカウントを消さなかったらきっと全員2ちゃんに晒されて特定されていた」「ほとぼりが冷めたらまた戻って来るつもりだったので逃げたという意識は無い」と語った。この声明に対してクエストからは「テメーは逃げたくせに」といった強烈な批判コメントがされた。タイムシフトは後に削除された。どういった人物かはボウズプロパガンダー記事掲示板を最初から読んでみればよくわかる。
- まゆプロパガンダー
- 日の丸が描かれた白い覆面をした奇抜なプロパガンダー。スケキヨPと呼ばれることも。PV製作など、合成などの動画制作能力に長けていたようだ。ボウズP逮捕後も動画を投稿していたが、いつの間にかアカウントを削除していた。
- こんな感じの人です
デトックスジャパン使用を辞めた者および元メンバー
ボウズPの逮捕を理由にデトックスジャパンの使用を辞めた者。SACを理由に個別に政治活動を継続する者など、多岐に渡る。
- のぼり
- 『思ったこと2。卒業』の動画で決別表明
その他(関係者および賛同者など)
- IWD1@PhotoshoP
- 関係者。読みは「フォトショッピー」。ユーザー記事はなんかすごいことになってる。
関連リンク
【デトックスジャパン】ボウズプロパガンダーとクエストPart16
【デトックスジャパン】ボウズプロパガンダーとクエストPart17 現行スレ
関連コミュニティ
関連項目
- 雑談
- 政治
- プロパガンダ
- プロパガンダー
- ボウズプロパガンダー
- コリア系左翼 - 編集依頼があったものの、ほとんど使用されていない。
- ちょっと待て その無所属は 民主かも
- 菅党大人災 - 起源は不明だが、震災1週間後辺りからPたちに頻繁に使われるようになった。他の保守言論も使用することがあるようだ。
http://dic.nicomoba.jp/k/a/%E3%83%87%E3%83%88%E3%83%83%E3%82%AF%E3%82%B9%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%91%E3%83%B3
読み:デトックスジャパン
初版作成日: 11/03/08 22:40 ◆ 最終更新日: 12/05/26 01:58
編集内容についての説明/コメント: 「歴史」を加筆
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