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東電に排気筒耐震評価求める9月19日 6時5分
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東京電力福島第一原子力発電所の事故の直後に、放射性物質を含む気体を放出する「ベント」と呼ばれる作業に使われた排気筒で、支えている鋼材の8か所に破断やひびが見つかりました。
原子力規制庁は東京電力に対し、今後の地震に対する強度に問題がないか、早急に耐震性を評価するよう求めました。
鋼材に破断が見つかったのは、福島第一原発1号機と2号機に隣接して立っている高さおよそ120メートルの排気筒です。
排気筒は周囲を鋼材の骨組みで支えられていますが、18日、地上から66メートルの場所で、鋼材と鋼材のつなぎ目の合わせて8か所で破断やひびが見つかりました。
東京電力はおととしの東日本大震災の地震の揺れが原因とみています。
排気筒本体に目立った損傷は見られないということですが、仮に今後の地震で倒壊するなどした場合、深刻な影響を与えることから、原子力規制庁は東京電力に対し、強度に問題がないか、早急に耐震性を評価するよう求めました。
この排気筒は、事故の直後、1号機と2号機の原子炉格納容器が破損するのを防ぐため、放射性物質を含む気体を放出する「ベント」に使われました。
周辺では1時間当たり10シーベルトを超えるという高い放射線量が計測されて近づけないため、東京電力では、詳しい調査の方法は検討中だとしています。
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