トップページ社会ニュース一覧「ヘイトスピーチ」反対訴えパレード
ニュース詳細

「ヘイトスピーチ」反対訴えパレード
9月22日 19時47分

「ヘイトスピーチ」反対訴えパレード
K10047306211_1309221957_1309222027.mp4

在日韓国・朝鮮人などに対する「ヘイトスピーチ」と呼ばれる差別的な言動に反対する人たちが22日、東京都内でパレードを行い特定の人種や民族などに対する差別の撤廃を訴えました。

東京・新宿区で行われたパレードには、在日韓国・朝鮮人などに対する差別的な言動に反対する市民やミュージシャン、それに弁護士や国会議員など1000人以上が参加しました。
参加者の一部は、50年前にアメリカのキング牧師が人種差別の撤廃を訴えた「ワシントン大行進」にならい、ブラスバンドの演奏に合わせてスーツ姿で練り歩きました。
そして、プラカードなどを掲げながら、特定の人種や民族などに対する差別の撤廃や人種差別撤廃条約の履行を訴えました。
差別的な言動を伴うデモは、東京や大阪などで繰り返し行われていて、一部でデモに反対する人たちと衝突するケースも出ています。パレードに参加した、世界各地のデモを研究している高千穂大学の五野井郁夫准教授は、「多くの市民が声を上げることが、差別の解消につながると思う」と話していました。
ヘイトスピーチは、日韓関係が悪化するなか目立つようになってきました。
日韓関係は、去年8月、当時の韓国のイ・ミョンバク大統領が島根県の竹島に上陸したことや歴史認識の問題などを巡って冷え込みが続き、安倍総理大臣とパク・クネ大統領との首脳会談は開かれていません。
また今月、韓国政府が東京電力福島第一原子力発電所の汚染水の問題を受けて、福島県などの水産物を輸入禁止にしたことに対し、日本政府が科学的な根拠が乏しいとして撤回を求めるなど、両国の間で政治面での摩擦が続いています。

[関連ニュース]
k10014730621000.html

[関連ニュース]

  自動検索

このページの先頭へ