雄大な海と景色に、
じぇじぇじぇー!
物語の舞台は、
北三陸地方にある架空の町。
撮影のロケ地として選ばれたのは、岩手県久慈市にある海辺の町です。
町の2大看板は、海女さんとローカル線という、北三陸地方の小さな架空の町が物語の舞台です。そこには、今にも廃線になりそうなローカル線が走っていて、町の観光資源は“北の海女”と呼ばれる海女さんたち。 その架空の町のロケ地として選ばれたのが、岩手県の久慈市にある海辺の町です。今でもそこでは、現役の海女さんたちが潜って漁をしています。
国内最北端の海で漁をする“北限の海女”。
ロケ地となった久慈市があるのは、太平洋に面する岩手県の北東部です。起伏に富んだ海岸線からは、雄大で美しい海が広がっています。また、国内最北端の海で漁をする“北限の海女”が有名な場所で、物語でもヒロイン・アキ(能年玲奈)のおばあちゃん(宮本信子)が、 “伝説の海女”として登場します。
「何か選ばれた場所って感じがします(笑)」
ロケ地が久慈市に決まった経緯を訓覇(くるべ)チーフ・プロデューサーに聞きました。企画の段階で、脚本家の宮藤官九郎さんが「田舎が舞台で、方言が飛び交う物語を書きたい」とおっしゃいました。宮藤さんは東北の出身なので、じゃあ東北地方でロケ地を探しましょうということになって、スタッフと東北をまわっているときに久慈市に行き着きました。そこで、現役の海女さんたちにも出会いました。久慈市は、ローカル線があって、海女さんがいて、でも特に全国的な有名な観光スポットがあるわけでもない町。すでにそのときには、“町おこし”、“地元アイドル”という物語のイメージはあったので、ここがロケ地として最適ではないかと・・・。宮藤さんも、「いいんじゃないですか、何か選ばれた場所って感じがします(笑)」って言ってくれたので、「よし、この場所にしよう!」と決断しました。
片田舎に、東京生まれの女子高生がやって来る。
毎朝見てもらって、明るく、前向きな気持ちになれるドラマにしたい。でも、嘘っぽくなるのは避けたい。そう考えたとき、舞台となる場所や設定がとても大切になるそうです。ドラマの設定としては、東京からとても行きづらい場所。つまりローカル線を乗り継がないと行けない場所に架空の町はあります。 さらには、今にも廃線になりそうなローカル線があって、そのローカル線を守るためにも “町おこし”をしなければとみんなが必死になっている。物語は、母(小泉今日子)の故郷であるそんな町に、東京生まれで、東京育ちのヒロイン・アキがやって来るところからスタートします。劇中では、ロケ地となった久慈市の美しい景観も見どころです。
岩手ロケでは、ご協力ありがとうございました。
2012年10月18日〜11月20日にかけて、第1次ロケが久慈市を中心に行われました。撮影には、のべ約1,300人の地元のエキストラのみなさんが参加。撮影をしながら、監督、スタッフは「みなさん、芝居が自然でうまい」と大絶賛。また、地元の方に炊き出しまでしていただき、出演者もスタッフも大喜びでした。本当に、ご協力ありがとうございました。
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