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台風で竜巻過去最多の10確認
9月18日 22時9分

台風で竜巻過去最多の10確認
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台風18号の影響で、全国で合わせて10の竜巻が発生していたことが確認され、気象庁が統計を取り始めて以降、1つの台風に伴う竜巻としては最も多かったことが分かりました。

台風18号が日本列島に接近・上陸した今月15日から16日にかけて近畿から東北の各地で突風による被害が相次ぎ、気象庁は職員を派遣して被害を調査してきました。
これまでの調査で、和歌山と三重、群馬、栃木、それに埼玉の5つの県で、合わせて10の竜巻が発生していたことが確認されました。
気象庁によりますと、台風の接近に伴って発生した竜巻はこれまでは平成18年9月の台風13号などの「7」が最も多く、今回の「10」は23年前の平成2年に統計を取り始めて以降、最も多くなりました。
10の竜巻のうち7つは突風の強さを示す6段階の指標で上から5番目の「F1」と推定され、残る3つは最も低い段階の「F0」と推定されています。
一方、宮城県で発生した突風被害は、竜巻だったかどうか特定できなかったということです。
気象庁によりますと、今回、竜巻が発生した場所はいずれも台風から数百キロ離れていましたが、台風の北東方向に当たる地域だったために南寄りの湿った風が吹いて積乱雲が発達していました。
気象庁は「竜巻は台風から北東に400キロほど離れた地域で発生しやすいと言われるが、今回の台風は地形的に竜巻が発生しやすい沿岸部や平野に沿うように北東へ進んだため、竜巻が多発したのではないか」と話しています。

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