ニュース詳細
はしか 「排除状態」の見解9月23日 4時28分
K10047337811_1309230515_1309230521.mp4
厚生労働省の研究班は、「はしか」について、国内には土着のウイルスがいない「排除状態になった」とする見解をまとめました。
「はしか」は、平成20年には国内で1万人以上の患者が出る大きな流行がありましたが、その後、ワクチン接種などの対策が進められ、去年は、患者数が293人にまで減りました。
厚生労働省の研究班によりますと、平成22年以降の患者の2割から3割についてウイルスの解析データを調べたところ、ほとんどは海外から持ち込まれたウイルスによる感染で、国内で流行の中心となっていた「D5」と呼ばれる土着のウイルスによる感染は、確認されなかったということです。
このため研究班は、はしかについて国内には土着のウイルスがいない「排除状態になった」とする見解をまとめました。
厚生労働省では、今後、研究班の見解などを基に、WHO=世界保健機関に報告書を提出し、国際的な排除認定を目指すことにしています。
研究班の代表で国立感染症研究所の竹田誠部長は、「国際的な認定を受けるには、さらに詳しいデータが必要だ。海外からウイルスが持ち込まれているので、引き続きワクチンは接種してほしい」と話しています。
[関連ニュース]
|
[関連ニュース] 自動検索 |
|
[関連リンク] |
|