４４年ぶり「１０円コンサート」　東京・日比谷野音で復活

　１９６９年９月２２日に東京・日比谷野外音楽堂で開かれたロックコンサート「１０円コンサート」が２２日、同所で４４年ぶりに復活した。６０年代に活躍したザ・ゴールデン・カップスら１０組のグループが出演して往年のファンを沸かせた。

　コンサートは、ギタリストの故成毛滋さんがロックの市民権を得ようと、仲間たちに呼び掛けて当時、入場料１０円で初開催した。今回は日比谷野音の９０周年記念事業として実施された。抽選で２７００人のファンが１０円で入場した。

　ステージではカップスや外道、内田裕也（７３）率いるトルーマン・カポーティＲ＆Ｒ　Ｂａｎｄ、Ｃｈａｒ（５８）のほか、若手のサンボマスターらも参加。

　日本ロックの黎明（れいめい）期の興奮を再現する熱演で盛り上げた。