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【サッカー】17歳三宅 なでしこ鮮烈デビュー 完封&キラーパス2013年9月23日 紙面から ◇国際親善試合 日本2−0ナイジェリア
サッカー女子の国際親善試合は22日、長崎県立総合運動公園陸上競技場で行われ、国際サッカー連盟(FIFA)女子ランキング3位の日本代表「なでしこジャパン」は同32位のナイジェリア代表に2−0で快勝した。日本は前半36分に大儀見優季(26)=チェルシー=が先制点を挙げ、後半8分には川澄奈穂美(28)=INAC神戸=が追加点を入れた。17歳で初選出の三宅史織(JFAアカデミー福島)は先発出場し、先制ゴールの起点&完封と最高のデビューを果たした。日本は、26日に千葉市のフクダ電子アリーナでナイジェリアと第2戦を行う。 東京五輪を狙う「金の卵」が肝っ玉の完封デビューを飾った。ゴールを決めたのはFW大儀見、川澄の「常連組」だったが、長崎の夜空の下で最も輝いた代表初先発の17歳CB三宅だった。 「監督や周りの選手たちの『失敗してもカバーするから』っていう言葉で緊張がほぐれた。自信になる試合だった」 圧巻だったのは後半14分の場面。182センチのU・サンデーがうなりを上げるようにドリブルで突破。DF北原が振り切られそうになる前に三宅は持ち場を離れた。相手が球を持ち出した瞬間に間合いを詰め、滑って止めた。こぼれ球を拾われてもすぐさま奪い返し攻撃につなげた。1万5000人超の観衆がうなる、大人びたプレーだった。 今年7月、特別指定選手としてINAC神戸に加入。ビッグネームのお姉さまたちに囲まれても物おじせず、あっという間にレギュラーを獲得した実力者だ。安定感のある対人守備、正確なパス出しと攻撃参加はすでに一級品だ。 前半36分の先制点は三宅の右足から放たれた約30メートルの正確な縦パスが始点だった。守備で攻撃で、澤らにも負けぬ存在感。「17歳でシビアなCBというポジションで初めて出て、持ってる味を出してくれた」と佐々木監督は新戦力の台頭を喜んだが、17歳の女子高生には満足感も慢心もない。「判断が遅くミスも多い。今のままではなでしこの選手に追いつけない。もっと練習しないと」 熊谷、岩清水の主力陣に割って入る可能性は十分、ありそうだ。 (松岡祐司) PR情報
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