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韓日中首脳会談 ASEAN会議でも開催困難

【ソウル聯合ニュース】東南アジア諸国連合(ASEAN)首脳会議に合わせて開かれていた韓国と日本、中国の3カ国首脳会談が昨年に続き、今年も開催は難しい見通しだ。ASEAN首脳会議は来月9〜10日、ブルネイで行われる予定だが、3カ国首脳会談に向けた協議には進展がないという。首脳会談の日程や議題などの調整には通常、約1カ月がかかる。

 韓国政府筋は22日、「新たな契機がない限り、今回も3カ国首脳会談の開催は難しそうだ」と述べた。背景には悪化した日中関係があるとされる。日本の歴史認識をめぐる挑発に加え、尖閣諸島問題で両国間の対立が続き、中国は日本との政府間交流に否定的な態度を示している。中国は日本との閣僚級の会談をボイコットしている。

 今年の3カ国首脳会談の議長国である韓国は中国と日本に対し、会談の開催を呼び掛けているもようだ。韓国政府は歴史問題とは別に、3カ国が協力できる分野は協力する必要があるとの立場をとっている。

 3カ国は1999年のASEAN首脳会議で朝食会を開いたことをきっかけに、毎年、ASEAN首脳会議に合わせて首脳会談を行ってきた。今回、首脳会談が開かれない場合、2005年と昨年に続き、会談が開催されないことになる。2005年は小泉純一郎首相(当時)の靖国神社参拝を受け、昨年は尖閣諸島問題などで日中関係が冷え込んだ影響で首脳会談が開かれなかった。

 3カ国首脳会談の年内開催も難しいとの見方も出ている。3カ国はASEAN首脳会議とは別に、2008年から毎年、各国持ち回りで首脳会談を開催している。韓国で開催される予定の今年の首脳会談は当初、5月の開催で調整が進められたが、日中間の外交対立などで延期となった。 

kimchiboxs@yna.co.kr