蹴球探訪
5・15 J誕生20年 ラモス氏に聞く 満員の国立「幸せ感じた」(6月3日)
トップ > 中日スポーツ > 大リーグ > 紙面から一覧 > 記事
【大リーグ】カーショー、圧巻の15勝目 防御率1.88!サイ・ヤング賞当確2013年9月23日 紙面から ◇ドジャース4−0パドレス2年ぶり2度目のサイ・ヤング(CY)賞へ当確ランプが点灯した。ドジャースのクレイトン・カーショー(25)は21日、敵地サンディエゴでのパドレス戦で7イニングを3安打無失点の完璧投球。CY賞のみならず、防御率1.88で3年連続の最優秀防御率と、球団47年ぶりとなる防御率1点台フィニッシュもほぼ確実にした。今季0勝3敗と苦手にしていたパ軍相手に15勝目(9敗)を挙げ、10奪三振で今季224奪三振もリーグトップ。ア・リーグのCY賞レースは混戦模様だが、ナ・リーグは“現役最強左腕”の独壇場となった。 ダルビッシュの目標が「世界一の投手」ならば、立ちはだかる最大の壁は、間違いなくカーショーだ。今季0勝3敗と相性が悪いパドレスを7イニング3安打無失点と手玉に取り、2年ぶり2度目のサイ・ヤング賞をグッと手元に引き寄せた。「タフな相手で、いつも球数を多く投げさせられるから、ようやく勝てていい気分だね」。米複数メディアによれば、カーショーは満足そうに笑った。 防御率は、規格外の1・88。1966年の“サンディ・ダンディー”ことサンディ・コーファクス(同1・73)に次ぐ、ロサンゼルス移転以降では球団史上2人目の防御率1点台と、93〜95年のグレグ・マダックス(ブレーブス)以来となる3年連続の最優秀防御率もほぼ確実にした。 今季230イニング投球とWHIP(投球イニング当たりの被安打+与四球数)0・92も両リーグトップで、224奪三振はリーグトップ。主な投手部門はほぼ総なめ状態だが、カーショーは「そういうことはあまり考えない。特にシーズン中はね。まだ試合は残っている」と手綱を緩めなかった。 というのも、目標は野茂英雄や黒田博樹も成し遂げられなかった球団25年ぶりのワールドシリーズ(WS)優勝のみだからだ。WSの本拠地開幕権を得るには、現時点でド軍を2勝上回る91勝を挙げているブレーブスとカージナルスに追いつく必要があり、既に地区優勝を決めていても戦闘モードは解除しない。 その姿勢は、投球の組み立てにも表れた。普段は直球に加えてスライダーと大きく割れるカーブが中心だが、この日はほとんど投げないチェンジアップを約10球も織り交ぜて打者を幻惑。エリス捕手は「今日のチェンジアップが先乗りスカウトの頭に刻み込まれたはずだ。変幻自在なのさ」と不敵に笑った。27歳のダルビッシュと25歳のカーショー。2人を中心にした「世界一の投手」戴冠への激戦は、これから何年も続きそうだ。 PR情報
おすすめサイトads by adingo
|