◇ヤクルト7−6阪神
ヤクルトは小川が7回途中5失点ながら援護に恵まれ、リーグトップタイの15勝目。打線は3−3の7回に失策で勝ち越し、ユウイチの4号3ランで加点した。阪神は反撃も及ばず、8カード連続勝ち越しなし。久保田は2季ぶり黒星。
巨人に試合開始直後に朗報を届けた。阪神は午後2時開始のデーゲーム。4時間を超える試合の末、ヤクルトに敗れ、午後6時すぎに巨人のリーグ優勝が決まった。
「悔しいけど、いろいろなものを吹っ切って前に進むしかない。気持ちを強くして次に進んでいかないと。8月末の3連敗からふがいない戦いが続いている。このまま現状でズルズルいってはいけない」
和田監督の口調は厳しく、危機感が表に表れていた。8月27日から巨人に3連敗を喫してから7カード連続で負け越し。9月は4勝12敗2分け。6試合を残して月間負け越しも決定した。
ヤクルトとのこの2試合は、中盤で大差をつけられながらも追い上げ、引き分け、惜敗に持ち込んだ。その点は和田監督も救いとして「目標はひとつ落とさないといけないけど、我々には(CSで勝つという)使命がある。何としても東京ドームでもう一度勝負しないといけない」と、CSファイナル進出を誓っていた。 (中山隆志)
この記事を印刷する