ケニア襲撃 人質は解放の情報

9月23日 7時9分

ケニアの首都ナイロビで、大型の商業施設が武装グループに襲撃され、少なくとも５９人が死亡し、武装グループが人質をとって立てこもっていた事件で、治安当局は地元メディアに対し人質のほとんどを救出したと述べましたが、救出された人質の数など詳しいことは分かっていません。

この事件は、ケニアの首都ナイロビで、現地時間の２１日正午ごろ、手投げ弾や銃を持った１０人ほどの武装グループが買い物客でにぎわう大型のショッピング・モールを襲撃し、警官隊と銃撃戦となって、これまでに外国人を含む少なくとも５９人が死亡し、１７０人以上がけがをしたものです。
武装グループは買い物客らを人質にとって施設内に２日間にわたって立てこもっていましたが、建物の包囲に参加していたケニア軍の幹部は地元テレビ局に対し、施設の大半を制圧し人質のほとんどを救出したと述べました。
ただ救出された人質の人数や武装グループに対してどのような作戦が行われたのかなど詳しいことは明らかになっていません。
この事件では、隣国ソマリアに拠点を置くイスラム過激派組織アッシャバーブがソマリアに軍事介入したケニア軍への報復だとする犯行声明を出しています。
地元のメディアは、施設の周辺では２２日の夕方から夜にかけて散発的に銃声や爆発音が聞こえたと伝えていて、武装グループと治安部隊との間で戦闘が起きていた可能性もあり人質の安否が気遣われています。