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22 Sep 2013 17:25

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尖閣とは別…中国で人気のSNH48、公演満席

読売新聞 9月21日(土)8時48分配信

尖閣とは別…中国で人気のSNH48、公演満席

上海での公演を終え、ファンとハイタッチをするSNH48のメンバー(13日、田村充撮影)

 【上海=鈴木隆弘】アイドルグループAKB48の海外姉妹グループで、中国人メンバーを主体に中国・上海で活躍するSNH48が、人気を集めている。

 今年1月、沖縄県の尖閣諸島を巡る日中間の対立のなか活動を始めたが、逆風でも日本式アイドルの形が中国人ファンの心を捉えている。

 8月末、上海中心部にオープンした専用劇場「星夢劇場」。週末に開かれる公演は満席(340人)が続いている。

 50人以上いるSNH48のメンバーには、AKB48から宮沢佐江さんと鈴木まりやさんも加わった。SNH48の運営会社によると、公式ファンクラブの会員は、毎週平均して数百人が増え、15〜20歳を中心に約18万人に達した。

 公演を4回見たという上海の男性会社員(26)は「日本のアニメや漫画、ドラマが好き。AKB48もファン。領土問題では譲れなくても、それは政治の話だよ」と語る。

 SNH48は応募者約3万8000人から1期生26人を選出し、活動を開始した。だが、尖閣諸島を巡る問題もあり、当初、中国メディアでは大きく扱われなかった。

 しかし、今春からテレビや雑誌に登場する機会も増え、5月のコンサートには約3000人が集まった。6月まで募集した2期生には、約4万8000人が応募。専用劇場もでき、AKB48同様、「会いに行けるアイドル」の形も整った。

 ネット上では「排斥せよ」など批判の声も一部にあり、「日本式」を強調することが難しいのも現実。専用劇場の開場式典では、地元政府関係者が招かれ、メンバーが中国の愛国歌を合唱した。運営会社の関係者は「今後、服装などでは中国色も出す」と語る。日本式が中国で理解を得て、ファンを広げるためには、微妙なバランスも必要なようだ。

最終更新:9月21日(土)8時48分

読売新聞