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JR北海道「補修せず放置」97か所
9月22日 23時7分

JR北海道「補修せず放置」97か所
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今月19日にJR函館線で起きた脱線事故の現場付近のレールをJR北海道が事故が起きるまで、補修せずに放置していた問題で、さらに調べた結果、レールの幅や高低差などを補修せず放置していたのが、これまでに北海道内で97か所に上ることが分かりました。

この問題は、JR北海道が、今月19日に函館線で起きた貨物列車の脱線事故の現場付近で、レールの幅が社内の基準を上回る値だったにもかかわらず、補修せずに放置し続けていたものです。
これに関してJR北海道は、午後6時から野島誠社長らが会見しました。
それによりますと、北海道内で、レールの幅や左右のレールの高低差などで社内の基準を上回っていたのに期限内に補修せず放置していた規程違反が、これまでに▽特急列車などが走る本線で49か所、▽主に貨物列車や通過待ちの列車が使う「副本線」で48か所の、合わせて97か所で見つかったということです。
いずれも、22日までに緊急の補修を行い、列車の運行に問題はないとしています。
会見で、野島社長は97か所ものレールで問題が見つかったことについて、「補修を先延ばしにしているうちに失念したなどのケースがあったと聞いているが精査できていない」と述べました。
そのうえで、JR北海道で相次ぐトラブルについて謝罪し、みずからの責任について、「進退のことは考えていない。安全な会社を作りあげるため、今まで以上に取り組まなければならないと考えている」と述べ、辞任する考えはないことを明らかにしました。

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